不振で先発落ちも「悔しさない」 ロッテ角中、結果で応える決勝タイムリー

不振で先発落ちも「悔しさない」 ロッテ角中、結果で応える決勝タイムリー

最近5試合で20打数2安打「自分が監督だったら、もっと早く外している」

■ロッテ 8-4 オリックス(21日・京セラドーム)

 ロッテの角中勝也外野手が21日のオリックス戦(京セラ)で9回に代打で登場し、オリックス守護神の増井から値千金の勝ち越しタイムリーを放った。

 ロッテにはこの男がいる。この日は今季初めてスタメン落ちし、ベンチスタートとなっていた角中だったが、9回にこれ以上ない場面で出番が訪れた。4-4の同点で迎えた最終回、オリックスのクローザー増井からこの回先頭の岡が二塁打で出塁すると、犠打で走者が三塁まで送られた。ここで井口監督が選んだのは「代打・角中」。とっておきの切り札を切った。

 最近5試合で20打数2安打と不振だった。角中はスタメンを外れたことについて「悔しさはないです。自分が監督だったら、もっと早く外している」とあっけらかんと話したが、その勝負強さは健在だった。「(増井の)フォークをすくうイメージだったが、身体が反応した」と151キロ直球をはじき返した。すると、これが一塁手マレーロのグラブを弾く内野安打となり、三塁走者が生還。値千金の決勝打となった。勢いに乗ったオリックス打線はここから増井を攻め一気に4点を奪い、試合を決めた。

 試合前の練習では、井口監督や大村打撃コーチからバッティングフォームについて指摘された。状態が良いときの感覚を取り戻すように助言を受け、「良い方に(結果が)出たのかはわからないですけど、よかったんじゃないですかね」と胸をなでおろした角中。指揮官も「初球からどんどん振る強いスイングを見られた」とその打席内容にご満悦だった。角中の活躍もあり、チームは貯金1。上位追撃へ、欠かせないピースが存在感を発揮した。(安藤かなみ / Kanami Ando)


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