中日・高橋周平が覚醒した要因 名スコアラー分析、松井秀喜&高橋由伸との共通点

中日・高橋周平が覚醒した要因 名スコアラー分析、松井秀喜&高橋由伸との共通点

8月半ばに小指の靭帯断裂から復帰。元巨人、WBCスコアラーの三井康浩氏が分析

 8月中旬に小指の靭帯断裂から復帰した中日の高橋周平内野手。今季はヒットを重ねて打率3割をキープしていたが、7月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)で一塁に帰塁した際に負傷し、戦線を離脱した。その後は手術を選択せずに保存療法でリハビリを進め、8月16日のヤクルト戦で復帰した。

 復帰後は本調子とは言えないながらも、ここまで打率3割をキープ。このままいけば、キャリアハイの打率となることは間違いないだろう。元巨人スコアラーで高橋を東海大甲府高校時代から見ているという分析のプロ・三井康浩氏は昨季までの違いを解説。ファンが望む本塁打増についても「来年は20〜30本は行ける」と太鼓判。その理由も説明した。

 昨年と今年とでは、タイミングの取り方が変わりましたね。これまでの構えは、動きが小さくて、どちらかというと“静から動”。止まっている状態から動き出す、というタイミングの取り方でした。今年は“動から動”。動きながら、タイミングを取ってスイングをしています。その辺で自分の間合いでスイングができているのだと思います。

 止まっている状態から、動き出すのは難しい。タイミングの取り方は高校時代からうまい方ではなかったように思えます。止まっている状態から動き出すというのは、なかなかボールに合わせづらい。これまでは足だけで取っていましたけど、今年は上半身と下半身の両方で、タイミングを取っているので、“動”の中でボールを呼び込むことができています。

 私が巨人時代に見てきた高橋由伸(巨人)前監督も、手と右足でタイミングを取る“動から動”です。松井秀喜くんも、小さな動きですが両肩と右足、下で取っていました。それで振れていました。静から動は難しい。動きの中でボールを捉えるようになったことが一番です。

 今は率が残っていますが、やはり高橋選手の本塁打を見たい、というファンも多いと思います。自分のタイミングでは打てているけど、インコース、アウトコースは自分の強いスイングがまだなかなかできていないというのが現状です。ミート力は上がって、ヒットにはできています。ただ、もう1つ、押し込みができていません。それは慣れてくれば、高橋選手ならできると思います。今年1年、セ・リーグの投手と対戦して、球質が頭に入ってくると、今度は押し込めるようになってくる。そのまま継続して、押し込めるようになる来年くらいは20〜30本くらい、期待できると思いますよ。(三井康浩 / Yasuhiro Mitsui)

プロフィール
三井康浩(みつい・やすひろ)1961年1月19日、島根県出身。出雲西高から78年ドラフト外で巨人に入団。85年に引退。86年に巨人2軍サブマネジャーを務め、87年にスコアラーに転身。02年にチーフスコアラー。08年から査定を担当。その後、編成統括ディレクターとしてスカウティングや外国人獲得なども行った。2009年にはWBC日本代表のスコアラーも務めた。松井秀喜氏、高橋由伸氏、二岡智宏氏、阿部慎之助選手らからの信頼も厚い。現在は野球解説者をしながら、少年野球の指導、講演なども行っている。


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