「ドライブライン」での自主トレ希望も叶わず、来日のチャンスに頼み込む

 メジャーを代表する右腕が、DeNA期待の若手に“伝家の宝刀”を伝授した。2015年から5年連続で2桁勝利、通算70勝を挙げているレッズのトレバー・バウアー投手が4日、DeNAの2軍施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」を訪問。京山将弥投手とキャッチボールをするなど交流し、櫻井周斗投手にはカーブの握りを教えた。

 櫻井はDeNA期待の若手左腕。2017年にドラフト5位で入団し、2年目の今季は1軍で14試合に登板するなど成長を見せている。以前からバウアーに注目していたという櫻井は、その代名詞のカーブに興味津々。バウアーのカーブは“パワーカーブ”と呼ばれ、スローカーブとは違って緩急ではなく、速球と同じ軌道からの鋭い変化で空振りを奪うもの。今季は阪神のピアース・ジョンソン投手が操り、注目を集めた球種だ。

 そのバウアーが来日し、しかも、DeNAの2軍施設を訪れるという絶好のチャンス。バウアーが施設を見学し、京山とのキャッチボールを終えた隙を見てアドバイスを求めた。交流後には「僕のカーブというイメージが崩れた。目から鱗だった」と笑顔の櫻井。「阪神のジョンソンとかが投げる“パワーカーブ”で、今のベイスターズのピッチャー陣には無いボール。魅力的だと思って聞きました」と話し、握りにも「『ベリーグッド』と言ってもらえた」と好感触を手にした。

 本来は今オフに本場シアトルの練習施設「ドライブライン」での自主トレを希望していたが、叶わなかった櫻井。オフの間にバウアーの“パワーカーブ”を習得し、来季に繋げたいところだ。(工藤慶大 / Keita Kudo)