Epic GamesのCEO、Tim Sweeney氏は自身のTwitterとEpic Gemesのサイトで、AppleがEpicに対し裁判が終わるまで『フォートナイト』をAppleのエコシステムからブラックリストに載せると通告したと発表しました。これによりiPhoneやMacによる『フォートナイト』のプレイは引き続きできなくなります。Tim氏は裁判が5年の長さに及ぶ可能性があると述べています。

この裁判は、2020年の8月13日にEpic GamesがEPIC ディレクトペイメントを通じて『フォートナイト』のゲーム内通貨V-Bucksを購入すると割引が受けられるようにしたところ、Appleはこれを規約違反として『フォートナイト』をApp Storeから削除したことから始まっています。

2021年9月11日にカリフォルニア州北部地区連邦地裁は、Appleに対してはApp Storeにおいて外部支払いシステムへの誘導を許可するよう命じ、Epic Gamesに対してはAppleとの契約に違反していたとして、App Store上の『フォートナイト』において迂回支払いによって得た利益の30%(350万ドル)をAppleへ支払うよう命じています。

Tim氏は、Appleがマスコミや裁判所に「Epicが他のディベロッパーと同じルールでプレイすることに同意するなら、App Storeへの復帰を歓迎する」と語っていた後に『フォートナイト』をブラックリスト入りにしたことについて、Appleによる異常ともいえる反競争的な行動であり、市場の再構築や勝者と敗者を選ぶことができる彼らの力の誇示で、公正な競争と消費者の選択が失われるとしています。そして『フォートナイト』をiOSに戻す約束を破った理由として、Appleが裁判に勝利したと考えていることやEpicが判決の後に声明を出したこと、2020年にディレクトペイメントを開始したことの3つをAppleが挙げており、中でも、判決後の声明の内容をAppleは捏造して引用しているとTim氏は主張しています。

Tim氏はAppleが引用している自身の発言「Epicは『フォートナイト』をiOSに復帰させるために替わりの決済システムを交換しないだろう」は正しくないと主張しています。

Epic Gamesは9月11日の判決を不服として控訴しており、Tim氏は我々は戦い続ける。規制や法的措置の必要性はこれまで以上に明らかになっている。と述べています。