プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、MMORPG『ファイナルファンタジー XIV』の高難度コンテンツ「絶オメガ検証戦」で世界初クリアを達成したチームのメンバーが、禁じられた「外部ツール」の使用を認めて謝罪していた件に関して公式コメントを出しました。

MMORPG『ファイナルファンタジー XIV』に追加された高難度コンテンツ「絶オメガ検証戦」を1月24日19時の実装から153時間でクリアしたチームが、禁止されている外部ツールを使用していたのではないかという疑惑が発生。渦中のチームメンバーが「外部ツールの使用は事実」と疑惑を認め、謝罪をするという事態に発展していました。さらにこの件は、同チームにて過去に別のコンテンツで世界初クリアを達成した際のメンバーも「外部ツール」を使用したとしてキャラクターデリートを発表。過去のコンテンツにも波及しています。





吉田氏は、今回の件に関する調査・対応などについて発表。外部ツールが使用されているとの情報が広がっている件については把握しており、現在調査中とのことです。なお、外部ツールの使用が確定となった場合には、アカウント一時利用停止（サスペンド）やアカウント永久利用停止（BAN）などのペナルティ付与を実施するとしています。

さらに、改めて告知がないかぎり、『外部ツールの使用は一切禁止』について変更されることはないと明言。その他、あわせて、「クリア時カットシーンの不正公開について」「一部不正動画の流出について」に関する対応についても公開されています。

今回の件に関し、吉田氏は非常にがっかりしているとし、外部ツールを一切使用せずクリアできることを確認してリリースしている“絶”シリーズを、外部ツールを多用して攻略速度を競うことに、何の意味があるのか、ゲーマーとしても理解に苦しむとしています。最後に「外部ツール不正使用が調査によって明らかになった場合、少なくとも僕は、当該チームをワールドファーストチームとは認めません。」と締めくくっています。