マイクロソフトは、7月に独自のモバイル向けゲームアプリストアを開設することを発表しました。

AppleやGoogleに対抗した独自のストアを開設予定
5月9日に開催されたBloomberg Technology Summitにて、マイクロソフトのサラ・ボンド氏はマイクロソフト独自のモバイルゲーム向けアプリストアを開設することを発表しました。ボンド氏によると、このストアはアプリではなくウェブ上でサービスが展開されるため、あらゆる国、あらゆるデバイスからのアクセスが可能だといいます。

EUが大手企業の市場独占を規制するべく施行した「デジタル市場法(Digital Markets Act、DMA)」によって、企業は独自のウェブストアを自由に開設することが可能となり、AppleやGoogleによる手数料の徴収を回避できるようになったことも大きな要因として挙げられます。

また、2023年の12月にはフィル・スペンサー氏がアプリストアの計画について、パートナーと交渉中であることが語られていました。

『マインクラフト』など自社製品からスタートの方針
さらにボンド氏はアプリストアで取り扱うタイトルにも言及しており、まずは『キャンディークラッシュ サーガ』などマイクロソフトの自社タイトルから提供をスタートするとのこと。同社の『マインクラフト』も早い段階でストアに追加すると補足しています。アクティビジョンの買収により、『CoDモバイル』など有力なモバイルアプリをもって市場を拡大するねらいがありそうです。

また、マイクロソフトによるアプリストアは今後、他のパブリッシャー向けにも開放予定である方針も発表されています。