◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(15日)◇カポレイGC (ハワイ州)◇6563yd(パー72)

スタートの10番で気持ちよく1Wを振り抜いた渋野日向子はセカンド地点で絶句した。「メチャクチャいいショットだと思って、全然ボールの行方を見てなかった。池に入ったって言われて(ガックリ)って感じです」と苦笑い。左からの風がいつもより弱いと読んで少し右を向いて構えたぶん、池に吸い込まれていた。

さらに短いボギーパットを外しての3パットでダブルボギー。「『えー』って感じでした」と自虐トーンで笑ったが、引きずらなかった。

「スタートのティショットも悪くなかった。ボギーパットも自分の打ちたいところには打てていたから、切り替えられたのかな。今までの自分だったら、怒って(さらに)落としてもおかしくないところで、怒っている自分を抑えつつできた」。心を波立たせることなく11番でバウンスバックを決め、14番(パー5)も約5mを沈めて帳消しにした。

パープレーで折り返した後半は前日と真逆になった風との闘い。初日の411ydから398ydと少し短くなったパー4の3番は、左からのフォローが一転して右からのアゲンストに。第2打の番手も9Iから5Wに変わった。バンカーから寄せワンでしのぎ、前日第2打で52度のウェッジを握った4番も5Wでのショットが奥の木の近くまでこぼれながらショートゲームで耐えた。「全然違うコースみたい。いやー、デカいです。あそこをパー、パーで上がれたのは」とうなずいた。

3Wのティショットがラフまで突き抜けた6番は、左下がりのアプローチをミス。「バーディが獲れるホールではあったと思うので、そこで“ガッツパー”っていうのも何かなーって思います」と言いつつ、長いパーパットをねじ込んでのセーブに白い歯がこぼれる。

4打差14位から出て4バーディ、1ボギー1ダブルボギーで通算5アンダー。順位は下げたが、今季米ツアー2戦目で初の予選通過を確実とした。会心のプレーだった前日とは打って変わって苦しみながら、いま取り組んでいることをやり切った「71」に「ホントに価値はあると思う。週末はもっといい数字で上がれるように」と気持ちを上向かせた。(ハワイ州カポレイ/亀山泰宏)