◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(16日)◇カポレイGC (ハワイ州)◇6563yd(パー72)

朝から渋野日向子のテンションは上がった。前日はスタートホールの10番でいきなりティショットを池に入れたが、この日は1番(パー5)で第3打を50㎝につけてバーディ発進。2番も2mを沈めると、3番はフォローの風が弱いと感じて9Iを8Iに持ち替え、ピンに絡めて3連続。「いやー、メチャクチャ気持ち良かった!(出だしで)こんなことないから『どうなるんかな?』と思った」と言いつつ、最後まで流れを断ちきらなかった。

ハイライトは折り返しの9番。完璧な手応えを残した第2打がグリーンで弾んでから、手前に切られたピンを直撃。花道を転がり落ち、思わず天を仰いだ。

「日ごろの行いの悪さかな(笑)。メッチャいいと思ったのが…“なんでやねん”でした」。必死に冷静さを保ち、58度のウェッジで寄せてパーセーブ。「52か58で迷ったけど、練習ラウンドから、58でも上っていくのは分かっていた。52よりはソフト目に飛んでいく(から寄せられた)。あそこでボギーにならなかった自分はカッコいいなと思います」と笑わせた。

今年から4本にしたウェッジに「何回助けられたか」と振り返った、ボギーなしの6バーディ「66」。最終18番も新たに加わった1本、46度でチャンスにつけてバーディで締め、通算11アンダーまで伸ばした。

「3日間中(初日に続いて)2日間ノーボギーというのは、なかなか私には珍しい」と満面の笑みが示す充実感。1m以内の微妙なパーパットも打ち出しの20㎝にフォーカスして打ち切り、ことごとく沈めた。

「自分がやるべきことをやり通して、いい位置で終えられるように。米ツアーでトップ10に入ることは、すごく名誉なこと。長い目で見たら、(米ツアー参戦につながる)ポイントも大事。いいイメージを持っていける分、頑張りたい」。メジャーを除けば初となる米ツアートップ10フィニッシュを目指す。(ハワイ州カポレイ/亀山泰宏)