◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 事前(5日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7521yd(パー71)

2022年以降の発足を目指すとしてきた新たな男子ゴルフツアー「プレミアゴルフリーグ」が「スーパーゴルフリーグ」に名称を変え、トップ選手の勧誘を本格化させていると複数の英米メディアが伝えた。

いまだ流動的なコンセプトは、16人の選手が4人ずつのチームに分かれてチームタイトルと個人タイトルを争うという説が浮上。サウジアラビアの潤沢なオイルマネーを背景に、3000万ドル(約32億7900万円)から5000万ドル(54億6500万円)といった超巨額の報酬を提示し、早ければ22年9月のスタートを目指しているとされる。

「ウェルズファーゴ選手権」の会場で選手たちとミーティングを行ったPGAツアーのジェイ・モナハン・コミッショナーは新リーグと契約した選手に対する出場停止措置、ツアーからの永久追放の可能性といった従来の方針を繰り返したという。

ロリー・マキロイ(北アイルランド)は、かねて新リーグに反対の立場。大会前の記者会見でも「お金目当て」と切り捨て、欧州サッカー界を揺るがしたばかりのスーパーリーグ構想を引き合いに続けた。

「できるだけ多くのお金を稼ぐためにゴルフをしているのであれば、それでも構わない。それが幸せなことなら、そうすればいいんだ。でも、ゴルフ界のトッププレーヤーたちは、自分の信念に基づいて、歴史に名を残すためにこのゲームをプレーしているのだと思っている。僕は(新リーグに)断固として反対する。賛同する人がいるとは思えない」

ジャスティン・トーマスも「あまり興味がない」と冷静に話し、PGAツアーでプレーすることの意義を強調した。「世界でナンバーワンになること、できる限り多くのメジャー大会で勝つこと、PGAツアーで歴史的なことを成し遂げるのが僕の目標だ。もし、僕がそのようなこと(新リーグ参戦)をしに行くのであれば、それが不可能となってしまう」

ダスティン・ジョンソンやジャスティン・ローズ(イングランド)、ブルックス・ケプカ、さらには松山英樹もターゲットとして取りざたされている新リーグ。参加選手は原則全試合の出場を求められるのもポイントになっている。

フィル・ミケルソンは新リーグ側からコンタクトがあったことを認め、「とても面白いと思う。興味深いのは、選手たちが自分のスケジュールをコントロールすることを放棄して、14回とか15回とか、最終的な数字が何であれ、お互いに競い合うということだ」とコメント。態度を明らかにしている選手の中で前向きともとれる反応は少数派となっている。