◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 最終日(16日)◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd(パー72)

大嫌いな雨にも負けず、バーディ合戦の輪に入ったゴルフに胸を張った。小平智は25位からスタートし8バーディ、3ボギーの「67」で回って通算17アンダー13位。前週の「ウェルズファーゴ選手権」の11位に次ぐ、今季2番目の好成績をマークした。

5mを沈めた4番までに2バーディを先行させた小平は、5番(パー5)で2オンに成功しながら3パット。勢いを弱めそうなパーにも、続く6番の2打目でグリーン奥から手前に戻る傾斜を利用し、ピンそば1mにつけてバーディを取り返した。8番からの2連続で前半アウトは5バーディ「31」。リーダーボードを懸命に上って行った。

「今週は4日間、流れが悪いところで取り戻せた。気持ちを切らさずにずっとできていた」。終盤にかけて雨風が強くなっても、「傘すら嫌い」という性格でレインウェアを羽織ることもなく半袖シャツのままプレー。最終18番(パー5)、グリーン右手前からのアプローチに失敗し6mショートさせた後、「今週はあのくらいのパットが入ってくれた。信じて打てました」とバーディパットをねじ込んだ。

72ホールで23個のバーディは全体で上から6番目。戦前に“飛ばし屋”有利かと思われたコースで、スコアの伸ばし合いから脱落しなかった。「先週と今週、すごく良いゴルフができた」。フェデックスカップポイントランキングはこの2週で182位から151位に上がった。フルシード確保へはレギュラーシーズン終了時点で125位に入ることが条件。「ずっと意識している部分」というボーダーラインに近づいた。

次週の「全米プロゴルフ選手権」(サウスカロライナ州キアワアイランド)を含め今後3週間、現状では出場資格を持つ試合がない。6月10日開幕の「パルメット選手権」(同州コンガリーGC)がツアー復帰戦となる可能性がある。「これから休養になるが、練習とトレーニングして終盤戦を頑張りたい」と夏場の最後の踏ん張りどころを見据えた。(テキサス州マッキニー/桂川洋一)