◇国内女子◇富士通レディース 2日目(16日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)

目の前で5つ歳下の後輩が優勝をかけて粘る姿は、高木優奈にとって様々な感情が生まれた出来事だった。前週「スタンレーレディス」で渋野日向子らプロ3人とのプレーオフに突入するも惜敗したアマチュアの佐藤心結(みゆ)を、端っこで見守った。高木は「すごくいい経験をした」と言う。

23歳の高木と18歳の佐藤は「小学1年生の頃から知っている」間柄。三觜喜一(みつはし・よしかず)コーチに習う同門の先輩、後輩の関係となる。

大会3日間のティショットの平均ディスタンスが「260yd」とプロ顔負けの飛距離をたたき出す後輩の才能は分かってはいたものの、「初めて予選を通った試合で優勝争いができるとは思わなかった」と活躍に衝撃を受けた。

「最終日最終組で、トップで上がってくるなんて。自分だったら崩れていたんじゃないかなと思ったりして」

自身は4月「ヤマハレディースオープン葛城」ではトップと2打差の3位につけて最終日を迎えたが最終組には入れなかった。「先を越された。まだ自分は最終組で回ったことないのに、という悔しい思いもあります」

プロテスト免除をかけた最後の機会とあって、初日から優勝を口にしていた佐藤とは「そこが違うな」と意識の差も痛感した。一方で「心結にできるなら、私にもできると思った」と勇気づけられた。

単年登録者の高木は今季40試合に出場し、獲得した賞金は2024万6925円。賞金ランキングはシード圏外の69位で「上位を狙っていかないとシードは獲れない」と切羽詰まる思いはある。

トップと4打差の6位。「優勝争いに絡めるようにしたい。とにかく、たくさんバーディを獲っていきたい」。最終組の1組前で戦う最終ラウンドに強い気持ちで臨む。(千葉市緑区/石井操)