◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 初日(15日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6677yd(パー72)

勝みなみが2バーディ、8ボギー1ダブルボギー1トリプルボギーの「83」で回り、日米自己ワーストスコアをたたいた。プロ転向した2017年以降、日米両ツアーで80以上のスコアを出したのはマッチプレー形式の4月「Tモバイル マッチプレー」4日目の「80」を含めて4度目。プロ転向後の自己ワーストは19年の日本ツアー「ニッポンハムレディス」初日の「82」だった。

世界ランキング77位につける勝にとって、30日に開幕する「全米女子オープン」(ペンシルベニア州ランカスターCC)の出場権がかかる一週間。今週月曜日には、一日36ホールを回って予選会に臨むも切符を逃し、大会直前27日時点の世界ランキング75位以内の資格で滑り込みを狙っている。

開幕前は、リンクスに近い造りで重い風が吹くコンディションに警戒心を高めていた。しかし、3パットのボギーをたたいた4番(パー3)からスコアを崩し、5番はティショットを右に曲げてダブルボギー。6番(パー5)のバーディ後も流れを取り戻せなかった。

「自分の中ではめちゃくちゃ良いスイングはしているけど、それが結果に結びつかない」。終盤は15番から18番までボギーを連発。最終ホールまで気持ちを折らず、果敢にバーディを狙いにいった結果だと振り返る。気持ちとは裏腹なプレーに、「きょうはショットがあまり良くなかった」と涙をこぼした。

初日を終えてカットラインから11打離された。あふれる涙をぬぐいながら「セカンドショットが良かったらティショットがブレて、とかみ合わない感じを修正して。あとはスティープ(鋭角)に入る感じがあって、ターフの厚みがちょっと厚くて、そこで球のコントロールがちょっとできなかったのもある。そこも修正したい」と課題を挙げた。

ラウンドを終えた後は練習場に直行。約35分にわたってショットを打ち続けた。(ニュージャージー州ジャージーシティ/石井操)