◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 2日目(17日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6677yd(パー72)

初日118位と出遅れた勝みなみは、午前8時28分に第2ラウンドをスタート。10番から7ホールを消化し、17番のティショットを打ったところで「体調不良」を理由に棄権した。ともにティオフした2人はすでに棄権しており、同組プレーの3人全員が離脱する“珍事”となった。

まずキム・アリム(韓国)が11番(パー3)でケガを理由に棄権。その後、14番(パー3)でジウォン・ジョン(韓国)が、勝と同じく体調不良で棄権した。

今大会における棄権者は計10人に達する異例の事態。米女子ツアー(LPGA)は3人がケガによるものとした上で、「現地の医療従事者がウイルス感染に関連する症状の選手数人を治療した」と公表した。初日に棄権した前年覇者のローズ・チャンは、自身のSNSに「12時間にわたって腸にひどい痛みで悩まされた」と投稿している。

体調を崩した選手が多いことを受け、大会主催者とLPGAは「状況を注意深く監視し続け、選手たちに助言し、全員の健康を維持するように注意していく」と声明を出した。

勝は日米ツアー自己ワースト「83」だった初日に体調の問題はなかったが、今朝から「お腹に違和感があった」と腹痛を抱えてのプレーだった。この数日間は生モノを口にしておらず、「卵かな…スクランブルエッグを食べたことぐらい」と思い当たる節を探っていた。

勝の次戦は、6月7日開幕「ショップライトLPGAクラシック by Acer」(ニュージャージー州シービュー ベイコース)になる見込み。一度帰国して仕切り直す。(ニュージャージー州ジャージーシティ/石井操)