◇国内男子◇〜全英への道〜ミズノオープン 初日(23日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)

7月18日(木)に開幕する今季の男子メジャー最終戦「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)について、主催するR&Aの担当者が予選会を兼ねる「ミズノオープン」会場で大会概要を説明した。

昨年まで「有資格者を除く上位4人」に全英出場権が与えられていたミズノオープンの枠は、今年から上位3人に変更。また、日本ツアーの「前年度賞金ランキング上位2人」、「当該年の開幕戦から国内メジャー『BMW 日本ツアー選手権 森ビルカップ』までの賞金ランクトップ」の資格が消え、国内ツアーからのルートは合計4枠減となった。

R&Aでアジアパシフィックのリージョナル・マネージングディレクターを務めるドミニク・ウォール氏は「よりインターナショナルなフィールドにするため、他の場所に枠を移した」と説明。各国からトップクラスの選手を集める方針は一貫しており、「毎年バランスをとって、よりフェアなフィールドにしようとしている。今回はこのような形になったが、今後変わる可能性がある」とした。

日本勢では2021年「マスターズ」優勝の松山英樹、昨季DPワールドツアー(欧州ツアー)の年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)を30位以内(17位)で終えた久常涼、12月の「オーストラリアオープン」で上位3人(2位)に入った星野陸也、昨年「日本オープン」優勝の岩崎亜久竜が出場権を有している。

今週は、すでに出場資格を持つマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)を除いた上位3人が全英切符を獲得。全英出場枠として新設された30日時点の「インターナショナルフェデレーションランキング上位5人」と今大会上位3人で重なる選手が出た場合、人数分だけ4番目以降に繰り下がる。

ロイヤルトゥルーンでの開催は2016年以来10回目。9ホールのティイングエリアが改修され、総距離は195yd伸びて7385ydになる。現時点で14日(日)から21日(日)までの1週間で、チケットは25万3000人分が売れているという。(岡山県笠岡市/谷口愛純)