物価高と人件費の高騰のため、もはや高級食だなんて揶揄される米国のファストフード。そんな中、現在の同国ではあり得ないほどの激安メニューが生まれてきています。

↑米ウェンディーズで始まった3ドル朝食(画像提供/ウェンディーズ/YouTube)

 

米ウェンディーズで先日から始まったのが、3ドル(約470円※)の朝食コンボ。ベーコンまたはソーセージのパテに目玉焼きとスライスチーズを挟んだイングリッシュマフィンに、フライドポテトを添えた内容で、以前展開していた商品を復活させた形です。

※1ドル=約156.7円で換算(2024年5月23日現在)

 

レストランでのランチなら、数十ドルは当たり前。ファストフード店ですら、あっという間に10ドル超えする現在の米国では、シンプルなメニューながら、たったの3ドルで朝食を購入できるというのは、夢のような話。

 

この3ドル朝食の復活が発表されると、ネットユーザーたちは歓喜。「おいしいやつ!」「金額に見合った朝食メニュー!」などと、喜びを爆発させていました。

 

こんな破格メニューを発表したのは、ウェンディーズだけではありません。マクドナルドも、ウェンディーズが3ドル朝食を発表した数日前、5ドル(約780円)のバリューミールを発表したばかり。

 

マックチキンまたはマックダブルに、チキンナゲット4個、フライドポテト、ドリンクがセットになった、かなりお得な内容で、6月25日から約1か月の期間限定で発売されます。

 

ウェンディーズの3ドル朝食も、マクドナルドの5ドルミールも、店側にとっては利益がほとんど出ない赤字メニューかもしれません。それでも、価格上昇によって離れてしまった客を再び店に呼び込みたいという狙いがあるようです。

 

【主な参考記事】

The Sun. FAST MOVE Wendy’s brings back $3 breakfast deal to rival new McDonald’s value menu but fans have a particular request. May 20 2024

CNBC. McDonald’s $5 value meal is coming in June — and staying for just a month. May 15 2024