淡い黄緑色の花を咲かせる桜「御衣黄(ぎょいこう)」が、岐阜県高山市久々野町無数河の久々野ふるさと公園で見頃を迎えている。今週末ごろまで楽しめそう。

 御衣黄は八重桜の一種で、貴族の衣装の萌黄(もえぎ)色を思わせることから名付けられた。開花後、徐々にピンクの筋が入り、赤みを帯びる。

 同公園には高さ4、5メートルほどの御衣黄が2本植えられている。公園の指定管理者を務める益田川上流漁業協同組合によると、今年は昨年より数日早い4月26日に咲き始めた。園内には他の桜も咲いており、訪れた人たちの目を楽しませている。