岐阜県警機動隊と岐阜北署などは21日、岐阜市長良福光の岐阜メモリアルセンターで、爆発物を使ったテロに対処する訓練を行った。

 訓練は大規模なイベントの開催中に会場内で警察官が不審物を発見したという想定で行われ、不審物の処理から犯人の確保までの連携が確認された。

 署員は不審物を発見すると、施設管理者と連携して周りの人に呼びかけて避難させ、機動隊の爆発物対策部隊が爆発物と判断し、専用の器具を使って慎重に撤去した。その後、不審物の近くに落ちていた手袋の匂いを頼りに警察犬が設置者を突き止め、職務質問をした。

 同署の辻川真太郎警備課長は「今年も岐阜北署管内では大きなイベントが多数開催されるのでこの時期に訓練を行った。テロの未然防止と対処能力の向上に努めていきたい」と話した。