4日午前11時5分ごろ、岐阜県羽島郡岐南町徳田西の名鉄名古屋本線の踏切で、岐阜市の女性(80)の乗用車と名鉄岐阜発中部国際空港行きの特急列車(6両編成)が衝突した。女性は岐阜市内の病院に救急搬送されたが、意識不明の重体。列車の乗客乗員約60人にけがはなかった。

 岐阜羽島署によると現場は警報器、遮断機のある踏切。東進中の乗用車が踏切内で立ち往生した。列車の男性運転士(24)が乗用車に気づき、ブレーキをかけたが、間に合わなかった。

 名鉄によると、事故のため新木曽川−名鉄岐阜間の上下線で運転を見合わせ、21本が運休、最大79分の遅れが出て、約1200人に支障が出た。

 現場の岐南駅付近では、5月にも列車の事故が複数回発生している。