コクのある甘さが特徴の「飛騨メロン」の収穫が、岐阜県高山市内の農家で最盛期を迎えている。

 飛騨メロンは表面の網目が細かく、13度以上の高い糖度が特徴。「飛騨メロン研究会」に所属する市内13軒の農家が、昼夜の寒暖差を利用して育てている。

 同市江名子町の林農園では12棟のビニールハウス計35アールで栽培しており、6月24日から収穫に入った。4日も午前5時ごろから作業に当たり、直径13〜15センチほどの丸々とした実を丁寧に切り取り、箱詰めしていった。同農園の城山和也さん(37)は「今年は天候に恵まれ、糖度ののった満足のいくメロンができた。まだ知名度が低いので、全国の有名ブランドと肩を並べられるように頑張りたい」と話した。

 8月下旬までに7千玉を収穫する予定で、直接注文を受けて全国に配送する。