体型のお悩み別に、スタイルアップを目指したデニムコーデを提案する本連載。4回目の今回は、気になっている人も多いであろう“下半身太り”をカバーするスタイルアップデニムコーデを解説! 今回もスタイリストの岩田槙子さんが教えてくれました♡ 

スタイリスト・岩田槙子さん
Ginaをはじめとする各メディアで活躍するスタイリスト。洗練されたシンプルさ、そしてひと匙の遊び心を入れるスタイリングを得意としています。


30代に多い「下半身太り」を解消して見せるには?

下腹部から下にかけて肉付きが良い“下半身太り”でお悩みの方も多いのではないでしょうか? 全体のシルエットで見たときに上半身の華奢さと比較して下半身にボリュームがあるように見える、いわゆる“洋梨体型”は30代以降の日本人女性に多い体型なのだとか。

コーデを組むときも、細身な上半身を活かしつつ、いかに下半身のボリュームをカバーできるかを重視したい。アイテムが持つシルエットや素材の組み合わせで最適解を見つけましょう!


ハリのある素材とデニムのラインが肝! 下半身の肉感を感じさせずにスタイルアップ

スラックスソフトデニム¥19,800/マノフ タンクトップ¥1,000/ユニクロ ジレ¥26,400/アダム エ ロペ(アダム エ ロペ ジュンカスタマーセンター) カゴバッグ¥69,300/J&Mデヴィッドソン(マルティニーク ルコント ルミネ有楽町) サンダル¥63,800/ネブローニ(フラッパーズ)

下半身のなかでも特に気になるのは、腰回りや下腹、お尻、そして脚の太さですよね。それらを解消するには、ボディラインが響きにくく、かつ下半身のボリュームを感じさせないアイテムを全体に取り入れるのが正解です。素材としてはハリ・厚みのあるもの、そして直線的なラインのものを意識的に選んで組み合わせてみましょう。

また、これらのアイテムが持つ“カチッと感”を緩和する救世主として、足元には細ストラップサンダルを配置。肌面積の多いアイテムで抜きをつくることで、コーデに頑張りすぎない大人の余裕を漂わせてくれます。

POINT1_デニムはゆったりシルエット&キレイ見えラインが鉄則

下半身が気になる人は、スリムタイプやスキニータイプのデニムはNG! ゆったりとしたストレートorワイドなシルエットのデニムでレングスラインをカバーしましょう。今回使用した「マノフ」の「スラックスタイプソフトデニム」のように、センタープレス&タックが入っているタイプのデニムなら、気になる太もものハリ感も軽減。脚の形や太さを問わず、まっすぐキレイなラインに見えるのでオススメです。

POINT2_「隠す・見せる」のバランスをトップスで調整

下半身のカバーといえど、トップスの力も借りたいところ。今回使用したようなハリがある素材で直線的なラインのベストは腰回りや下腹部のカバーにぴったりです。

また、上半身の華奢なパーツは逆にアピールしたいポイント。下半身の気になるところをカバーする代わりに、細身な肩回りや腕は思い切って見せてみるなど、自信のあるパーツは強調してみましょう。コーディネート全体を見ながら、見せない部分と見せる部分のメリハリをつけることでバランス良く仕上がります。

POINT3_気になるパーツは“ビッグバッグ”で物理的に隠しちゃえ!

さらに、どうしても気になるパーツがあるなら大きめのバッグで物理的に隠しちゃうのもアリ。夏にヘビロテしたいかごバッグは腰やお腹、太ももなどがちょうど隠れる位置で持ちやすいので一つ持っておくと重宝します。大きければ大きいほどGOODなビッグバッグがトレンドに再浮上している今、存在感のあるアイテムに視線を集中させるのもひとつの手!

SHOP LIST

マノフ 03-5726-8767
ユニクロ 0120-170-296
アダム エ ロペ ジュンカスタマーセンター 0120-298-133
マルティニーク ルコント ルミネ有楽町 03-5222-1758
フラッパーズ 03-5456-6866


Photo_Daisuke Kusama Styling_Makiko Iwata Edit&Text_Ayaka Ono〈Gina〉