5G時代は車の窓がアンテナだ。でも大きくすればいいってもんじゃないらしい #TMS2019

5G時代は車の窓がアンテナだ。でも大きくすればいいってもんじゃないらしい #TMS2019

Photo: 三浦一紀

速過ぎちゃって困るの。

NTTドコモのブースにやってまいりました。こちらは5G通信についての展示がメイン。そのなかで僕が興味を持ったのが、5G通信に対応した車のウィンドウに貼るタイプのフィルム型アンテナです。AGCとの共同開発のようです。

Photo: 三浦一紀

左側が、合成石英ガラスアンテナ。車のガラスに貼り付けるタイプですが、石英ガラスに厚みがあるため、触れて割ってしまう可能性があります。

Photo: 三浦一紀

その改良版として開発されたのが、フレキシブルアンテナ。こちらは透明なシート状となっており、凹凸がなく触れて割ってしまう可能性が低くなります。

また、透明シートなので理論的には窓全面をアンテナにすることが可能。ドコモの方の説明によると、アンテナは大きければ大きいほどデータ通信速度は上がるとのこと。今のサイズでも下り最大3.8Gbpsの速度が出ているそうなので、その10倍や100倍の速度を出すことも可能なんだそう。速っ!

だけどですね。それをやらない理由というのもありまして。

たとえばアンテナを大きくして、300Gbpsの速度が出たとしましょう。でも、そうなったとしても、そんな大量のデータを瞬時に処理できるチップがないそうなんです。

いわば、ダイオウイカの眼球がバレーボール並みに大きくすごい高画素なセンサーであるのに、脳が小さいためにまったく情報を処理できないのと同じようなことになっちゃうというわけですね。

現状、今回展示されているようなサイズが、スマホくらいのCPUで処理できる適切なデータ転送量になるんだそうです。

ただ大きくすればいいってもんじゃないんですね。

Source: 東京モーターショー2019


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