Image: Science Corp

イーロン・マスクと真っ向勝負。

最近は言論の自由の実現に大忙しのイーロン・マスク氏ですが、電気自動車やロケット、トンネルと同じく、脳とマシンを繋ぐBCI(Brain-computer Interface)のニューラリンクも彼の事業の1つです。これがいつ実現・普及するかはさておき、ライバルとなりそうな会社が出てきてしまいました。ニューラリンクの共同創設者であり元社長のMax Hodak氏が仕掛けるスタートアップ、1億6000万ドルの資金を集めたScience Corpです。

「頭に穴を開けなくていい」という大きなアドバンテージ

BCIというコンセプトはニューラリンクと同じですが、現時点でScience Corpはニューラリンクの上をいくポイントがあります。それは、頭に穴をあけてチップを埋め込まなくても使える仕組みだということ。

「視神経に情報を送る」という光工学的アプローチ

Science Corpが想定しているアプローチは光工学。光を使い、人の視神経に情報を送ろうとしています。光工学を用いても、脳に障害をもつ人たちの支援などニューラリンクが想定するのと同じことができると、Hodak氏は考えています。

現在、すでに試作機「Science Eye」を開発済み。ワイヤレスで送信された光パターンを処理する、幅2ミリのLEDフィルムを視力障害のあるうさぎの網膜に埋め込み、テストを進めているといいます。

Hodak氏は、来年にもヒトでのテストを始めたい考えだそうですが、さてどうでしょう。ニューラリンクの進み具合を見ていると、そう予定通りにはいかないかもしれませんけど。

会社や脳コミュニケーションの方法は違えど、テクノロジーを用いて障害のある人の新たな治療法を模索したいという目標は、Science Corpもニューラリンクも同じです。となると、気になるのはHodak氏はなぜニューラリンクを離れたのかということ。

Hodak氏がニューラリンクを退社したのは、2021年5月。ちなみに、Hodak氏の退職理由や、辞職かクビかは、今のところ明らかになっていません。

ついに始まる、脳直結インターフェースの時代。イーロン・マスクのAI危機対策として 「こいつ、直結脳内に…!」なんて驚かなくなる未来。2019年7月17日のお昼過ぎ、イーロン・マスクとNeuralink(ニューラリンク)のメンバーたちが、約2年の静けさを破ってその事業内容を公開しました。脳直結インターフェースの開発です。なぜ開発しているのか、どう作るのか、使うとどうなるのか。一気にカバーしていきたいと思います。AI(人工知能)の進化に対抗したくば、EI(拡張知能)に頼るしかない https://www.gizmodo.jp/2019/07/neuralink-hello-world.html

Source: Bloomberg