Image: Twitter

ほったらかしたら海洋ゴミにもなっちゃうし。

アメリカ合衆国の上空を約2万メートルの高さで横断し、2月4日にサウスカロライナ州マートルビーチ沖でF-22ラプター戦闘機に撃墜された中国の気象観測バルーン。

海に着水したところでアメリカ海軍が無事に回収し、その様子がアメリカ艦隊総軍の公式ツイッターで公開されました。

ATLANTIC OCEAN - @USNavy Sailors assigned to Explosive Ordnance Disposal Group 2 recover a high-altitude surveillance balloon off the coast of Myrtle Beach, South Carolina, Feb. 5, 2023. pic.twitter.com/QwjSFQEw1b

— U.S. Fleet Forces (@USFleetForces) February 7, 2023

大西洋@アメリカ海軍

サウスカロライナ州マートルビーチ沖合で高高度監視気球の回収を担当する、第2爆発物処理班の海兵隊員たち。2023年2月5日

思っていたよりきれいな状態

空対空ミサイル「A9Xサイドウィンダー」が炸裂したにしては、燃えたり焦げたりした感じはなく、帯状にベロベロと裂けているだけのようですね。偵察に使われるであろう機械部分は、骨組みと太陽光パネルらしき黒い板がよく見えます。

NBC NEWSいわく、空軍のグレン・ヴァンヘルク将軍の見解だと運んでいた積載物は数千ポンドの重さだとのこと。全長は約60mで、総重量は1t以上という巨大な気球でした。

ビール瓶を投げていたアメリカ国民たちは、やっと撃ち落とされてホっとしたことでしょうね。分析の結果も気になります。

日本で騒ぎになったアレは同じもの?

日本でも2020年に東北地方でソックリな気球が目撃され話題になりましたが、国レベルではスルーされていました。しかし、今回の撃墜を踏まえて、政府は「引き続き分析を進めていきたい」とコメントをしています。もし次があったら、どのように対応するのでしょうね。

深海から浮上して離陸偵察可能な新ドローンが登場! このほどSpearUAVは、新開発の「Ninox 103 UW」の情報を公開しました。なんと深く深く潜ったままの潜水艦からでも、海面に向けて、まるでミサイルを発射するごとく、Ninox 103 UWを格納したカプセルを発射。そこからドローンとしてNinox 103 UWが離陸し、自動操縦でプログラミングされたエリアを探索して、海中の潜水艦へ偵察データを送信できる仕組みになっていますよ。 https://www.gizmodo.jp/2022/06/submarine-drone-nuclear-military-spearuav-quadcopter.html

Source:Twitter via Boing Boing, NBC NEWS, 読売新聞オンライン, NHK