Image: Shutterstock
来年リリースされるであろうiPhone 16のお話。来年注目したくなるのは、どうやら無印モデルみたい。
だって、専用のチップが搭載されるみたいですから。
製造過程から異なる新チップ
ネタ元のMacRumorsが、プロセッサ開発に詳しいWeiboユーザーの発言をソースに報じているのは、iPhone 16/ 16 Plusに搭載されるという新しいチップの存在です。
iPhone 16からは1年前の型落ちチップではなく、基本モデル用にデザイン・製造されたチップが採用されるといいます。
ここで、iPhoneのモデルとチップの関係をちょっと復習。
無印モデルとProモデルのチップ差
近年のiPhoneは基本的に2シリーズ4モデル。
iPhone+数字の無印モデルとサイズアップしたPlusモデルのスタンダードシリーズ。Pro/Pro Maxの高位機種Proシリーズ。カメラや使える機能がこの2シリーズでは異なりますが、チップも大きな差の1つ。
Proシリーズでは、その段階で最先端のチップが載ります。一方で、スタンダードシリーズには昨年の最先端チップ=1年落ちチップが載るのが常。
例えば、今年のiPhone 15 Pro/Pro Maxに搭載されているのは、2023年最先端のA17 Proチップ。iPhone 15/ 15 PlusはA16 Bionicチップで、これは去年のiPhone 14 Pro/Pro Maxで採用されたチップです。
つまり、スタンダードシリーズ搭載チップその端末のために開発されたチップではないという状況が、来年は変わりそうだという噂です。
スタンダードシリーズ用にチップを作るワケとは?
iPhoneチップの製造を担っているのは、台湾のチップメーカーTSMC。
iPhone 15のA17 ProチップはTSMCのN3Bプロセスを用いて製造されています。ですが、iPhone 16のスタンダードシリーズでは、N3Eというプロセスを用いて製造するチップに変更したいというのがApple(アップル)の希望。理由は生産コスト。
Appleとの連携で作られた3nmチップ用のN3Bプロセスよりも、TSMCクライアントの多くが利用しているより安くシンプルなN3Eプロセスで作ったチップの方が効率的であると、ネタ元MacRumorsは解説しています。
なんでしょう…。高いTシャツを着古してパジャマにするよりも、最初からパジャマ用のTシャツ買った方が安いし合理的である。そういう感じでしょうか?
来年まで待つ? 「iPhone 16 Pro」は5倍望遠になるかも説 待ってみる?望遠カメラが光学3倍のiPhone 15 Proと、光学5倍のiPhone 15 Pro Max。今年のiPhoneのProシリーズは、カメラ性能に差ができましたよね。詳しい違いや仕様・価格などはこちらのまとめをどうぞ。しかし、Apple関連の情報に詳しいアナリストは、来年のiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの両方に光学5倍レンズが搭載されると予想している https://www.gizmodo.jp/2023/09/iphone-16-pro.htmlSource: MacRumors