Image: Shutterstock

どんな手を使ってもいいから人類最高の記録を出せば勝ち。極限までチャレンジをする、ある意味ハチャメチャな競技大会をやろうとしている人がいます。

その人物の名はピーター・ティール。アメリカの起業家で、PayPalやOpenAIの共同創業者として知られています。イーロン・マスク氏と親交が深く、ドナルド・トランプ前大統領の政策顧問も務めていました。なるほど…。

なんでもありの「エンハンス競技大会」

ティール氏は新たな大会創設のため、ただいま資金調達活動中(現在はまだ起業前のシードステージ)。なんでもあり協議会の名前は「Enhanced Games(エンハンス競技大会)」。Enhancedとは「強化された、向上された」という意味があります。

プレスリリースにて、エンハンス競技大会代表のAron D’Souza氏はこうコメント。

「オリンピック競技大会とは異なり、我々エンハンスは、優秀なものに対して見返りを与えるべきだと考えています。

世界中のベンチャーキャピタルからの支援によって、アスリートに適切な報酬を支払う仕組みが作れると思います」

てことで、あくまで民間の大会であり、税金には頼らない方針。

「強化」して求めるもの

エンハンス競技大会が重視するのは記録。それも圧倒的な世界記録です。ですが、もちろんこの大会の記録は正式な世界記録とはなりませんけれど。それでもいいと狙うのは、人間が人間としての力を超えた先にある記録です。

なんでもありなので、競技前の薬物検査もありません。つまり、ステロイドを使用してもいいということに…。

繰り返しますが、この大会が求めるのは人間の物理的力ではありません。人類の知識、技術、ありとあらゆるものを肉体に詰め込んで、全方位的から攻めに攻めて出る結果、それが求められています。ゆえに通常の協議会の記録と横並びで比較することは、絶対にあってはなりません。

薬物検査に否定的なエンハンス運営

大会運営側は、そもそも現代のスポーツ薬物検査をナンセンスと批判。薬物検査を必ずしもアスリートの安全のためではない上に、競技会の公平さや健康の一般的な見方を歪めていると批判しています。

薬物検査自体は否定しつつも、検査は必要だといいます。なんでもありのエンハンス大会ですが、アスリートの安全は最重要課題。競技前・薬物摂取前には、適切な摂取かどうかの検査をするといいます。

D’Souza氏は、新たな大会の必要性をこう語っています。

「テクノロジーと科学が加速する時代において、未来、特に医療科学分野の未来を取り入れたスポーツ大会が必要なのです」

…必要なんですかね?

戸愚呂弟のように、強さだけをひたすらに求める人が行き着く大会になりそうな…。

パリ五輪で使用される聖火トーチが公開。このデザインの意味とは? この波はセーヌ川の流れのように。7月25日(火)、来年2024年に開催されるパリ五輪で使用される聖火トーチが公開されたと、Olympics.comが伝えています。このトーチによってつながれる聖火リレーは、パリ五輪開催前の2024年5月から始まり、計1万1000人のランナーにより聖火が渡さていくそうです。3つのモチーフをかけあわせたデザインきれいなシャンパンカラーで、真ん中から下に波が流れていくよ https://www.gizmodo.jp/2023/07/2024-paris-olympic-paralympic-torch-design.html

Source: Enhanced.org