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数字は嘘をつかない。しかし、数字はすべてではなく、それだけで成功の度合いを計ることはできない。ってのは重々承知の上で、数字を重視したいという考えのようです、Apple TV+はね。

昨今、広告導入や値上げで何かと動きの多いストーリミングサービス業界。Apple(アップル)が有するApple TV+では、出演俳優のギャラにも新たな風を吹かせたいと考えているようです。

その作品を何人が見たのか

Bloombergが入手したというApple社内メモと業界人の話によれば、最近のAppleは俳優事務所と新たなギャラシステムについて話をしているといいます。

新しいシステムとは、ギャラの一部を完成作品がどれだけの評価を得たかに応じて、ボーナスとして支給するというもの。ここでいう評価とは、何人が作品を視聴したか、何時間視聴したか、そしてコスパ(視聴者数と作品コストのバランス)の3本柱。なかでも重要視されるのは、何人が見たかという視聴者数。

結果に応じて対価を出すこと自体は新しい仕組みではないものの、俳優のギャラとしては新風。従来、俳優ギャラは作品が完成する前、さらにいえば制作前に決定しています。ですが、パフォーマンスと報酬を今まで以上に密に繋げることで、(理想としては)より良いコンテンツ作りに近づくというのが、従来の仕組みを見直したいAppleの理想だとBloombergは解説しています。

また、AppleだけでなくAmazonやNetflixも同じギャラシステムを検討中だという話も…。

数字は公開される?

ストリーミングサービスと数字といえば、透明性がないのがよく指摘される問題。人気作品のランキングは出ますが、再生回数、試聴時間、視聴者数など実際の数字が公開されるのは稀です。もし新たな俳優ギャラシステムが導入されれば、この不透明性にも変化が起きるかもしれません。

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