現地時間19日、EURO(ユーロ)2020はグループFの第2節が行われ、アリアンツ・アレーナ(ドイツ)でポルトガルとドイツが対戦した。

ハンガリーとの初戦を3-0で勝利し白星スタートを切ったポルトガルに対し、フランスとの優勝候補同士の一戦を0-1で落とし、もう後がないドイツ。ともに初戦とまったく同じメンバーで臨んだこの一戦、立ち上がりからドイツがボールを保持して主導権を握る。

すると開始5分、ミュラーが右サイドに展開し、ギンタ―が入れたアーリークロスに滑り込んだニャブリは触れなかったものの、その後ろに飛び込んだゴセンスがジャンピングボレーでネットを揺らす。ドイツが幸先よく先制したかに思われたが、ニャブリがオフサイドポジションにおりノーゴールとなった。

9分にはハヴェルツのシュートをGKパトリシオがはじき、こぼれ球をニャブリが拾って折り返すもミュラーには合わず。

17分、クロースのCKをクリアしカウンター。ベルナルド・シウバの浮き球パスに抜け出したジョタがGKノイアーとの1対1で横パスを選択すると、並走していたクリスティアーノ・ロナウドが難なく押し込んでポルトガルが先制する。

最初のチャンスをゴールに繋げたポルトガルに対し、先制を許したドイツはボールを保持しながら再びペースを握る。すると迎えた35分、右サイドでボールを受けたキミッヒが左足でクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだゴセンスがボレーで折り返す。これをニアサイドのハヴェルツがダイレクトで合わせ、ドイツが同点に追いつく。その後、ルベン・ディアスが先に触っていたとして記録はオウンゴールに変更された。

さらに39分、ペナルティーエリア左でボールを受けたミュラーのクロスは一度は跳ね返されるも、再び拾ったミュラーがダイレクトでクロス。これをゴール前に飛び込んだハヴェルツが触り、エリア内右にこぼれたボールをファーサイドから走り込んできたキミッヒが折り返す。これを戻ったゲレイロがクリアしきれず、再びオウンゴールでドイツが逆転に成功する。

その後も攻めるドイツは前半終了間際にもカウンターからニャブリがペペをかわしてシュートまで持ち込むが、ここはGKパトリシオが横っ飛びでセーブ。ドイツが1点をリードして試合を折り返した。

後半、1点を追うポルトガルはベルナルド・シウバに代えてレナト・サンチェスを投入。前半ドイツに主導権を握られていた中盤にテコを入れる。

しかし、次の1点を取ったのはまたしてもドイツ。51分、右サイドでボールを受けたミュラーが、ニャブリとのワンツーでカットインしてペナルティーエリア左に展開。走り込んだゴセンスが折り返すと、ゴール前に走り込んできたハヴェルツが合わせてドイツが3-1とリードを広げた。

完全にペースを握ったドイツは60分、ミュラーの粘りからハヴェルツを経由してペナルティーエリア右でボールを受けたキミッヒがクロスを上げる。ファーサイドでフリーとなっていたゴセンスが頭で合わせ、ドイツが4点目をマークした。

試合をほぼ決定付けたドイツは63分、フンメルスとゴセンスを下げてジャンとハルステンベルグを投入。一方、4失点目の前にラファ・シルバを投入していたポルトガルはブルーノ・フェルナンデスに代えてモウティーニョを投入する。

すると67分、左サイドからのFKをファーポストのC・ロナウドが折り返し、最後はジョタが押し込んでポルトガルが2点差に詰め寄る。

リードしているドイツは73分、ギュンドアンとハヴェルツを下げてジューレとゴレツカを投入。最終ラインに入っていたジャンを中盤に上げ、ゴレツカは2列目の位置に入った。

79分には左のショートコーナーからペナルティーエリア手前左のレナト・サンチェスが右足を振り抜く。強烈なシュートは名手ノイアーも反応できなかったが、これは左のポストを叩いた。

逃げ切りたいドイツは、クロースを中心にパスを回して試合をコントロール。ポルトガルはジョタに代えてアンドレ・シウヴァを投入するが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。

アディショナルタイムの4分間もドイツは前からのプレスを緩めず、ポルトガルはC・ロナウドにチャンスボールを供給できず。そのまま逃げ切り今大会初勝利を手にしたドイツは、最終節でハンガリーと対戦。敗れたポルトガルは最終節でW杯王者フランスと対戦する。


■試合結果
ポルトガル 2-4 ドイツ

■得点者
ポルトガル:C・ロナウド(15分)、ジョタ(67分)
ドイツ:OG(35分、39分)、ハヴェルツ(51分)、ゴセンス(60分)