元イタリア代表のフランチェスコ・トッティ氏が、『DAZN(ダゾーン)』の企画でインタビューに応じ、過去のエピソードを明かした。

昨シーズン限りで古巣ローマのディレクター職を辞し、現在はスカウトとしての活動を開始したトッティ氏。ローマ一筋を貫き、2017年に引退を迎えるまでの長いキャリアを振り返る中で、元同僚のアントニオ・カッサーノについて言及。現在、ピッチで一般的となっている口元を手で隠す行為は、悪童カッサーノが最初だったと明かした。

「サッカー選手は近年、(ピッチで話す際に)口元を手で覆うようになったが、以前は唇の動きが見えて何でも分かってしまった。カッサーノが(口元を手で覆った)最初の選手だった。だが彼はバーリの強い訛りで話すので、手で隠さなくても、何を言っているのかよく分からなかったけどね」

またトッティ氏は現役時代、選手として過ごす中で時代の変化を感じていたことを明かした。

「私は大きな変化の時代をまたいできたが、ネガティブな変化だったと思う。昔はより自発的で会話があり、楽しんでいた。チームメートの部屋でカードゲームをして一緒に過ごし、もっとやり取りがあった。今はパソコンやらSNSやらスマホがあって、一人で個室に籠ってしまう。私なら気分が沈んでしまうよ。今の時代だったら私は苦労しただろうね」

続いてトッティ氏は、現役時代の自身のゴールパフォーマンスについて言及したほか、ロッカールームでの振る舞い方について明かした。

「(ゴールパフォーマンスは)事前に準備していたものもあれば、その場で決めたものもあった。私の場合、本能に従い、自然に振る舞ったのが良かった。試合前、全員が緊張してヘッドフォンを聞きながら沈黙しているとき、私は常に冗談を言っているタイプだった。自分に自信があったので常に落ち着いていられたんだ」