38歳となっても、その実力は衰えない。いや、むしろ増しているのかもしれない。ベティスMFホアキン・サンチェスが、8日のリーガ・エスパニョーラ第16節、本拠地ベニト・ビジャマリンでのアスレティック・ビルバオ戦(3-2)でハットトリックを達成した。

ホアキンはこのアスレティック戦で、2分にエメルソンのクロスをペナルティーエリア内左でフリーで受け、素早く態勢を整えてから放ったシュートで先制点を記録。さらに11分にはDFアレックス・モレノの横パスから2点目を決め、さらに20分にはFWロレン・モロンのスルーパスからネットを揺らしてハットトリックを達成した。

開始からわずか20分での3得点。そのいずれも、ペナルティーエリア内左から右足で対角線上に突き刺す、技術が光るシュートだった。ベティスはその後アスレティックに2点を返されたものの、1点をリードしたまま逃げ切りリーガ3連勝を果たしている。

ホアキンにとってハットトリックは、その長い長いキャリアで初めてのこと。また38歳140日でのハットトリックは、リーガ1部最年長記録となる。これまで最年長記録を保持していたのは、レアル・マドリーを現在の地位に押し上げたことで知られるアルフレッド・ディ・ステファノ氏で、同氏は1964年に37歳255日でハットトリックを達成していた。

先にはバルセロナFWリオネル・メッシの引退が近づいているとの発言について「そう言うのは、メッシが自分みたいなフィジカルを持ち合わせていないからだ(笑)。まあ、いつも言っていることだけれど、この年齢になると遠くまで見据えることはできない。重要なのは楽しみ続ける、競い続けること。本当、それが大事なのさ」と語っていたホアキン。冗談好きで、いつも陽気で、ベティスに深い愛情を抱えるスペインフットボールの生ける伝説は、その伝説をさらに大きなものとしている。