日産再建なるか!? 激動の2025年最新情報をおさらい

グーネットマガジン5/29(木)18:12

日産 イヴァン・エスピノーサCEO

 2025年もあっという間に5か月が経過。トランプ政権を取り巻く動向を筆頭に目まぐるしく社会情勢が大きく動く中、自動車業界で目が離せないのが日産の経営再建問題だ。様々な報道が日々伝えられているが、スカイライン、フェアレディZなど多くの名車を世に送り出してきた一大ブランドの復活を願ってやまないクルマ好きは多いはずだ。今回はそんな激動の2025年最新情報をおさらい。再建のカギとなる新技術や、ニューモデルの情報についてもまとめた。

“経営統合”解消から新型スカイラインの投入計画まで……激動の2025年上半期を振り返る

2月に開かれた会見では、内田誠社長(当時)から2024年度 第3四半期決算とターンアラウンドの進捗が報告された
2月に開かれた会見では、内田誠社長(当時)から2024年度 第3四半期決算とターンアラウンドの進捗が報告された

 まずは、この5月までの動きを振り返ってみたい。ホンダとの経営統合に関する基本合意書、さらに三菱も加えた3社協業形態について検討の覚書が締結されたのが2024年末。年が明け、2月半ばにはこれらが全て解約となった事が発表された。さらにその1か月後、イヴァン・エスピノーサ氏をCEOに据えた新たな経営体制を発表、ポジションを約2割削減し、自力でターンアラウンドの取り組みを推し進めていく事となったのである。ここまでの動向については、池田直渡氏のコラムもご覧いただきたい。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-technology/250944/
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/254443/
「リーフ」はクロスオーバーEVとして大きく変貌を遂げる
「リーフ」はクロスオーバーEVとして大きく変貌を遂げる

 そして3月末以降は、新型車・新技術の投入、さらに経営再建計画「Re:Nissan」が相次いで発表された。一連の発表の中で「第3世代e-POWER」「自動運転技術」など新型車の核となる技術や、新型「スカイライン」を投入する計画など、経営再建の命運を握るキーワードが多数飛び出している。これらの計画が実際にどのようなカタチとなるか注目だ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/253943/
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/254216/
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/256811/

日産再建のカギを握る新技術とは?

第3世代e-POWERに採用される“5 in 1”パワートレイン。モーターや発電機などが一体化され、パワートレイン全体の軽量化が図られる
第3世代e-POWERに採用される“5 in 1”パワートレイン。モーターや発電機などが一体化され、パワートレイン全体の軽量化が図られる

 日産が打ち出す再建へのピースで重要なのは、やはり第3世代となるe-POWERだろう。3月末の発表では、欧州・北米・日本・豪州の主要市場に展開される、それぞれのニューモデルに搭載される事が明らかとなった。競争が激化しつつあるハイブリッド車市場において、北米では初導入となるe-POWERがどれだけ存在感を示せるかが注目だ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-technology/254735/

 もう一つ、要チェックの技術がある。それが運転支援技術の「プロパイロット」だ。現在、アリアやセレナに搭載される「プロパイロット2.0」は同一車線内のハンズオフを可能としているが、2027年度の市販車搭載に向けてさらなる進化を遂げるとの事だ。日産が実現を目指す、自動運転の柱となる技術であるだけに、こちらも目が離せない。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-technology/255031/

新たな主力商品となるか? 日産のニューモデルたち

遂にフルモデルチェンジとなる新型「エルグランド」
遂にフルモデルチェンジとなる新型「エルグランド」

 新しい技術はもちろん気になるところだが、日産がどんなニューモデルを展開していくのかが私たちユーザーにとって重要。どんなに技術が素晴らしくても、結局は魅力的なクルマがラインナップされるかどうかなのだ。

 日本市場向けには、いよいよ高級ミニバン「エルグランド」が新型車発表へのカウントダウンを開始した。現行型は発売からもうじき15年を迎えるという事もあり、以前からフルモデルチェンジのウワサが囁かれていた。まだ実像は見えないものの第3世代e-POWERの採用が明らかになっており、ここ数年、後塵を拝していたライバル車にも引けを取らないモデルとなりそうだ。

https://www.goo-net.com/magazine/carmaintenance/255578/
中東の富豪たちも愛用しているという「パトロール」
中東の富豪たちも愛用しているという「パトロール」

 そしてもう一つ、日本導入を検討中と言われているのが「パトロール」。かつて日本でも「サファリ」の名で販売されていたモデルで、北米では「アルマーダ」の名で展開されいてる全長5.2m級の高級SUVだ。2024年9月にはメイン市場である中東にて、新型車が発表されたばかりのホットな車種である。大迫力のボディサイズと、中東の富豪たちをも魅了するゴージャスな内装はインパクト抜群。国内市場復帰となれば、大きな反響を呼びそうだ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/257155/
上海モーターショー2025で世界初公開となった「フロンティアプロ」(写真右)
上海モーターショー2025で世界初公開となった「フロンティアプロ」(写真右)

 ビッグサイズのモデルの話題が続いたが、4月に開催された上海モーターショー2025でもインパクト大の新型車が世界初公開された。中国で生産・販売が予定されるピックアップPHEVの「フロンティアプロ」だ。5人乗り仕様で、アウトドア派のファミリー層をメインターゲットとするようだ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/255745/
新型「マイクラ」は先進性を強調したデザインに生まれ変わった
新型「マイクラ」は先進性を強調したデザインに生まれ変わった

 そしてつい先日、欧州で発表された新型「マイクラ」は、40年以上にわたって親しまれたロングセラーが電気自動車として生まれ変わったモデル。日本では「マーチ」の名で親しまれたコンパクトカーが、独自の進化を遂げた。コンパクトながらV2L機能を備えるなど、実用性の高い一台に仕立てられている。大胆なモデルチェンジを果たす新型「ノート」と共に、欧州のEV市場をリードする狙いのようだ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/257293/

国内EV市場の主役!「日産 サクラ」にも注目

3年連続で国内のEV販売台数1位となった「サクラ」
3年連続で国内のEV販売台数1位となった「サクラ」

 一方で日本国内のEV市場は、日産車が主役だ。2024年度(2024年4月-2025年3月)の国内販売において、「サクラ」が20,832台を売り上げて3年連続となるEV(電気自動車)販売台数No.1を獲得したのだ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/255144/

 数あるEVの中でサクラが多くの支持を集めるのは、様々な理由が考えられる。EVそのものの利便性はもちろん、他のモデルにはない軽自動車サイズというのもメリットだろう。そんなサクラの使用感のホンネを、実際のオーナーに伺った。ライフスタイルの違いによって、選んだ理由や良し悪しを感じる部分に違いがあるのも興味深いところだ。

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/253399/
https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/255220/

逆境をバネに、日産の復活を望む!

 振り返れば、日産は90年代末〜00年代にかけても大きなピンチがあった。この時にサニーやセフィーロといった、かつての主力モデルがその歴史に幕を下ろし、大きな転換期となった。いまSNSを見ると、当時からの流れを知るユーザーたちも含めて様々な意見が交わされている。時には辛らつな言葉も見受けられるが、“このまま終わってほしくない”という想いの裏返しではないだろうか。一大ブランドの復活劇に、引き続き注目だ。

著者:グーネットマガジン編集部

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