山や野原などで育つ植物の中で、食べることができるものをいう、山菜。

フキやワラビなど、煮物にするとおいしいですよね。

しかし、身体を壊したり、命を落としたりする危険な植物も存在するため、注意が必要です。

茎に赤い斑点がある『ドクニンジン』に要注意

野山で食材を採る『野食ハンター』として活動している、茸本朗(@tetsuto_w)さんは、毒性の強いドクニンジンに関して、X(Twitter)にこんな注意喚起を投稿しています。

「見事なドクニンジン(猛毒)ですね。茎の赤い斑点が特徴的」

ドクニンジンは、人気の山菜である『シャク』と見た目がそっくりなため、間違われることがあります。

誤って食べてしまうと、吐き気や流涎(りゅうぜん)、昏睡、重傷な場合は死亡するケースも。

ドクニンジンの写真
ドクニンジンの写真

茎の部分に、ドクニンジンの特徴である、赤い斑点が確認できます。

次にシャクを見てみましょう。

シャクの写真

中央にある羽状複葉の植物がシャクです。

ドクニンジンと同じセリ科で、見分けが付きにくいですね。シャクは、茎の根元が明るい紫色で、ドクニンジンのような斑点はないそうです。

ドクニンジンに限らず、植物に関して知識がない人や正確な識別ができない人は、採取しないようにしましょう。

投稿には「知らなかったら、天ぷらにしちゃいそう」「見た目はおいしそうなのに」「恐ろしすぎる。判別が難しすぎだろ」などの声が寄せられました。

ピクニックに行ったり、山菜採りをしたりする人も多いでしょう。

野生の植物を採取する際には、地域のルールを守り、毒性の強い植物があることを認識した上で楽しんでください!


[文・構成/grape編集部]


出典
@tetsuto_w