お風呂に使ったお湯を洗濯に再利用することはとても経済的です。しかし入浴剤が入った残り湯を、そもそも洗濯に使ってよいのか気になったことはありませんか。

本記事では、大手電機メーカーである『Panasonic(パナソニック)』の公式サイトから、入浴剤が入ったお湯が洗濯に使えるかどうか、リスクがあるのかについて紹介します。

入浴剤が入った残り湯が洗濯に使えないケースも

パナソニックの公式サイトでは、入浴剤の入ったお湯を洗濯に使用する注意点を、以下のように説明していました。

入浴剤の入った風呂水の使用可否、ご使用上の注意事項については、入浴剤の説明書をご確認ください。

パナソニック公式 ーより引用

洗濯に使用できる入浴剤は多いものの、入浴剤と洗剤の相性次第で使用できない場合もあります。

入浴剤を入れたお湯が洗濯に使用できるかどうかは、入浴剤のパッケージ裏面に記載されている場合がほとんどです。必ずパッケージの裏面や説明書を確認しましょう。

なお以下の入浴剤が入った残り湯では洗濯できないので、注意してください。

・発泡タイプ

・ゼリータイプ

・とろみタイプ

・イオウ成分・沈殿成分が入っているタイプ

入浴剤が入った残り湯を洗濯に使うリスク

入浴剤の成分によっては、香りや色が衣類に移る可能性があるほか、ステンレス槽にサビが発生することも。

また吸水ホースや吸水ポンプ内、洗濯機の内部にイオウ成分や沈殿成分がたまって、洗濯機が故障する恐れもあります。

イオン成分・沈殿成分入りの入浴剤を入れたお湯は、洗濯に使うのを避けましょう。

また色付き・香り付きの入浴剤が入ったお湯は、つけ置きや柔軟剤との併用や、おろしたばかりの衣類への使用には適しません。洗濯に活用したい場合は、何度か着た衣類の洗濯に使い、何も混ざっていない水で『すすぎ』を行いましょう。

入浴剤の入ったお湯を洗濯に使用することは、全面的にNGというわけではありません。しかし使用を控えたほうがよいケースがあるのも事実です。

節水のためお風呂の残り湯を洗濯に利用したい人は、洗濯に適さない入浴剤や、衣類を傷めないための注意点を把握しておきましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典
パナソニック公式