『2021 SUPER DELUXE SERIES』神奈川・保土ヶ谷公会堂(2021年9月16日)
○諏訪魔&芦野祥太郎&SUGIvsジェイク・リー&児玉裕輔&大森北斗×

 三冠最後の前哨戦は諏訪魔が王者・ジェイクの眼前で豪快勝利。ジェイク更生をぶち上げた諏訪魔はバックドロップ10連発によるKO勝利も予告した。

 9・21後楽園大会での三冠戦が刻一刻と迫る中、この日、3度目にして最後の前哨戦を迎えた。日本プロレス殿堂会9・15後楽園大会に続く連夜の激突で、諏訪魔はフライングショルダーを放ち、串刺しラリアット、フロントスープレックスの連続攻撃で先手を取った。

 バックドロップを三冠戦のポイントに定めたとあって、積極的に仕掛けた。阻止されてもジェイクが狙ったバックドロップも決めさせず。DDTで動きを止められても、ジャイアントキリングを狙ったところをカウンターのラリアットで迎撃して先をいった。

 終盤にはハイキックをぶち込まれて前のめりにダウン。ジェイクのヒザ蹴り連打の雨を浴び、王者の高笑いが響いたが、諏訪魔はまだ死んでいなかった。ジェイクが無理やり起こした次の瞬間、諏訪魔は電光石火のバックドロップを爆発。最後は北斗にもラリアットからのバックドロップを決めて3カウントを奪った。

 最後の前哨戦は諏訪魔が制した。当然、狙うは5冠返り咲きだが、「何としてもジェイクを更生させてやる。あいつの曲がったところを直してやる必要があるって今日思ったよ」とキッパリ。ジェイクの現状を中途半端と言わんばかりに批判していたが、力ずくで更生させることを決めたようだ。

 そのためには手段も選ばない。この日、ジェイクを戦線離脱に追い込み、勝利を引き寄せたようにバックドロップへの自信は絶大。そこで諏訪魔は「10連発ぐらいやってやるよ。三冠戦でノックダウンなんてなかなかないからな。あえてそこを狙うのもいいかもしれないな」と徹底制裁を見据えた。

 三冠戦でのKO決着は極めてまれ。有名なところでは2005年2月に王者・小島聡がIWGPヘビー級王者・天山広吉とのダブルタイトルマッチで時間切れ寸前に勝利した一戦が挙げられる。「それぐらいやんねぇとあいつは更生しねぇよ」と吐き捨てた諏訪魔はジェイクに容赦なしの鉄槌を下し、頂点に返り咲く構えだ。

【試合後の諏訪魔&芦野】
▼諏訪魔「よし、絶好調。獲ったのはでかいな。ジェイクにもバッチシ決まったしな、バックドロップ。この上ない調子だよ。ごめんね、最後ね」

▼芦野「いえ、全然。今日は俺はもうサポートするだけなんで」

▼諏訪魔「今度いっぱいしゃべって」

▼芦野「わかりました」

▼諏訪魔「頼むわ。やっぱ楽しいね。最高のパートナーいるしさ、これはぜひぜひやりたいね。5冠戦やるんだ。そういう目標があるわけだからな。何としてもジェイクを更生させてやる。あいつの曲がったところを直してやる必要があるって今日思ったよ。えぐいことやりやがる、あいつ」

▼芦野「反則しかしないですね」

▼諏訪魔「そうだよ。頭蹴りやがってよ。めっちゃ入ったよ。飛んじゃうよ」

▼芦野「当日気をつけた方がいいですね」

▼諏訪魔「それは気持ちで、意識を飛ばさないようにする。そんなところだな」

――バックドロップの手応えは?

▼諏訪魔「十分あるね。伸びてたから、あいつ。そりゃあ何発でもやってやろうかな、あいつに。10連発ぐらいやってやるよ。三冠戦でノックダウンなんてなかなかないからな。あえてそこを狙うのもいいかもしれないな。それぐらいやんねぇとあいつは更生しねぇよ」

▼芦野「恐ろしいですね。楽しみにしてます」

▼諏訪魔「やってやるよ」


【試合後のSUGI】
▼SUGI「後楽園ホールの時に乱入みたいな形で挑戦表明されましたけど、あの時ほど不意打ちじゃなかったので、うまく対応することができて。握手も素直に受けることなく、ちょっと握手はタイトルマッチの時もやってくるだろうと思いますが、何パターンかの握手があると思うんで、最後、逆に私が勝ったうえで握手できたらなみたいな。そんな感じです」

――前哨戦を通じて児玉の策にはまることなく突破できる手応えをつかめた?

▼SUGI「そうですね。心理戦みたいなものが大きかったと思うので、気持ち悪いみたいな。私の精神的なもので補えれば、おそらく攻略できるかなと思います」


【試合後のジェイク&児玉】
▼児玉「凄い、凄い、凄い。ジュニアの王者、チャンピオンの技、美しいー。美しくて見とれちゃいましたね。見とれすぎていっぱい食らっちゃいました。美しい技をいっぱい見とれて、いっぱい見させてもらいました。いっぱい見たんでね、今度は21日、後楽園ホール。タイトルマッチで僕の世界に引きずり込んで、あの技を全部封じて僕が勝ちますので、よろしくお願いします」

▼ジェイク「負けたのは初めてじゃない。今まで何度だって負けてきたんだ。それでこのスタイルになって結果がついてきた。違うか? やられたらやり返せばいいんだ。俺はそのスタイルでやっていくぞ、諏訪魔」