『2021 SUPER DELUXE SERIES』神奈川・保土ヶ谷公会堂(2021年9月16日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○石川修司vs大森隆男×

 石川が大森の「ワイルドグランドスラム」を阻止し、復帰戦でGAORA王座2度目の防衛に成功した。

 新型コロナに感染した岩本の濃厚接触者に認定されて欠場していた石川が健康観察期間を終えてこの日、復帰。いきなりGAORA王座V2戦に臨んだ。挑戦者は大森。来年のデビュー30周年へ向け、世界ジュニアを除く全タイトル制覇「ワイルドグランドスラム」を誓って久々のシングル王座獲りに乗り出した。

 気合十分の大森に石川は苦戦。激しい打撃戦の様相を呈した序盤戦を経て、ロープ越しのアックスボンバーを食らった。大ダメージを負った石川はパイルドライバーなど首攻めに出る大森に防戦一方。後頭部への串刺しアックスボンバーも食らい、バックドロップ、ダイビングエルボードロップと攻め込まれた。

 それでも石川はジャーマンで逆襲。アックスボンバーを叩き込まれても、アックスギロチンを阻止してパワーボム、ランニングニーリフトで一気に流れを引き寄せた。すかさずファイアーサンダーで突き刺して3カウントを奪い、大森の粘りを断ち切った。

 石川が苦闘の末に復帰戦を勝利で飾り、GAORA王座V2を果たした。試合後、大森に「またお願いします」と呼びかけていたように、「大森さんみたいにね、これ獲ったらコンプリートでしょ? そういう目標あるヤツ、どんどんこのベルト挑戦したらいいと思うし、リマッチでも何回でも受けますよ」との構え。「このベルトを三冠ベルトの位置まで持っていくっていうのが俺の使命だと思ってるんで。そのためにもこのベルトをかけて戦い続けたい」と誓った。

 一方、大森は悲願のワイルドグランドスラムならず。それでも心は折れず、「俺にとっての目標ができたということで、俺は前向きに考えて、もう先日エントリー立候補した最強タッグ優勝、そして、その先に今日のGAORAのベルトも見据えて、ワイルドにいくぜ、これからも」と言い切った。当然、ワイルドグランドスラムもあきらめていない。すでに最強タッグ出場の名乗りも上げており、30周年イヤーへ向けて大森は意地でも勲章獲りを目指す。

【試合後の石川】
▼石川「大森さん、強かったですね。ちょっとエプロンでのアックスボンバー、ガッチリ効いたんで、正調のアックスボンバーだけは何とか逃れたいと思って。そしたらいい結果に落ち着きましたけど、やっぱり大森さんみたいにね、これ獲ったらコンプリートでしょ? そういう目標あるヤツ、どんどんこのベルト挑戦したらいいと思うし、リマッチでも何回でも受けますよ。このベルトを三冠ベルトの位置まで持っていくっていうのが俺の使命だと思ってるんで。そのためにもこのベルトをかけて戦い続けたいなと思います」

――大森はワイルドだった?

▼石川「久々にね、いつもよりも闘争心あったんじゃないですか。やっぱり優しい人なんで、もしかしたらそういうところ見せたかもしれないけど、やっぱりリング上はギラギラしないとお客さんつまんないでしょう。だから大森さん、ギラギラして、このベルトでもいいし、最強タッグでもいいし。みんなギラギラしていけば全日本プロレス面白くなるから。俺もするし」

――あの世代の底力は感じた?

▼石川「ありましたよ。単純にパワーだったら俺の方があると思うけど、それだけじゃないというのをみせられたんで。また何回でも。このベルトかけてもいいし、違い場所でもいいし、やりたいなと思います」


【大森の話】「せっかくのチャンスを逃しちまった。ワイルドコンプリートならず。だけど! 俺にとっての目標ができたということで、俺は前向きに考えて、もう先日エントリー立候補した最強タッグ優勝、そして、その先に今日のGAORAのベルトも見据えて、ワイルドにいくぜ、これからも。負けてたまるか。あぁ、クソ。効いたな…」