『Go on to the DEMOLITION STAGE 2021』熊本城ホール・シビックホール(2021年10月28日)
○中嶋勝彦&拳王&タダスケ&覇王&仁王vs丸藤正道&原田大輔&小峠篤司&大原はじめ&田中将斗×

 10・30博多大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)中嶋vs田中(挑戦者)」に向けた最後の前哨戦で、ついに中嶋が田中を直接撃沈。とはいえ“まだまだ空腹"を強調し、「すべてを俺が食ってやる」が弾丸戦士の“完食"を予告した。

 今年のN-1開幕戦など過去3度のシングルは全敗。前哨戦でも直接ピンフォール負けを含む2連敗。とことん“田中将斗の壁"に苦しむ中嶋が、熊本セミファイナルの10人タッグマッチで最後の前哨戦に臨んだ。

 やはり今宵も猛烈な打撃戦を展開し、中盤過ぎにはスーパーフライを剣山で撃墜してからボディに集中砲火。拳王ととともに、蹴りのサンドイッチ連打を繰り返して田中を人間サンドバック状態にしたものの、不屈の弾丸戦士は単身強烈エルボーで突破。すかさず丸藤が虎王で拳王を排除すると、田中も腕を引っ張りながらの弾丸エルボー、ショートレンジ式のスライディング、そして正調スライディングDで一気に中嶋を仕留めにかかる。

 だが、寸前で避けた中嶋は、逆に田中めがけて強烈なランニングローキックをズバリ。さらには低空のトラースキックで的確にアゴを射抜くや、リングを這いつくばる田中のどてっ腹を助走十分のサッカーボールキックで蹴り上げる。息ができないのか、声も出ない田中を引きずり起こすと、非情な笑みとともに溜めの利いたヴァーティカル・スパイクでグサリと突き刺し、最終前哨戦でついに田中から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 大の字と田中を満足気に眼下に収めた中嶋は、金色のベルトを見せつけるように仁王立ち。バックステージでは「初めての味だね」とその勝利の美味を堪能しつつも、「まだ味わったぐらいだからね」と“まだまだ空腹"を強調。「あさって国際センター。田中将斗を存分に味わって、すべてを俺が食ってやる」と博多GHC戦での“完食"を予告した。


【試合後の中嶋】
――完璧な3カウントだった。

▼中嶋「うん、初めての味だね、田中将斗。でも、まだ今日が本番じゃない。あさって国際センター。田中将斗を存分に味わって、すべてを俺が食ってやる」

――まだまだ腹が減っている状態?

▼中嶋「そうだね。まだ味わったぐらいだからね。これでより一層、福岡国際センターが楽しみだよ」