6・6後楽園大会『GLEAT Ver.& GLEAT×DDT』へ向けた会見が9日、東京・有楽町で行われ、両団体の対抗戦&交流戦8試合が決定。メインイベントの6人タッグで対戦するGLEATのG-REX王者・田村ハヤトとDDTの飯野雄貴が乱闘を繰り広げ、早くも火花を散らした。

 GLEATが他団体とコラボ興行を行うのは全日本勢が参戦した昨年8・23後楽園大会以来2度目。今回はこれまで接点のなかったDDTとのコラボが実現する。この日、大会へ向けた会見が行われ、全8試合が発表に。両団体による対抗戦、交流戦が組まれた。

 メインイベントは“BULK ORCHESTRA"田村&河上隆一&KAZMA SAKAMOTOと、樋口和貞&納谷幸男&飯野のDDTヘビー級トリオが激突する6人タッグマッチ。G-REX王者・田村は「このメンバーでメインに選ばれたってことは、やっぱりみんなが見たい試合は絶対にバチバチとしたぶつかり合いだと思うんで、このチャンピオンの俺がデカブツ3人、しっかり正面から受け止めてやるから一人ずつ俺にかかって来いよ」と王者の貫禄を示すように宣戦布告。特に飯野に対しては「そして、ふざけてるお前、俺がボコボコにしてやるから、ふざけられるのは今だけだぞ」と通告した。

 すると飯野も「何がBULK ORCHESTRAだよ? ガチムチ? なんだよ? その言葉。パワーで勝てる? ヘナチョコだ? お前らがヘナチョコだろうが」と応戦。田村の腕をつかみながら「どう考えても腕がリコーダーみたいに細えな、おい」と言い放った。

 これを合図に田村と飯野が胸を小突き合った。飯野はG-REXのベルトを手に。田村がすぐさま取り返したが、飯野は「おい、やんのか? やってやるぞ。今からやるか? おい。今からやるのか? このヤロー」とボクサートランクス一丁になった。田村も呼応し、上半身裸に。二人はタックル合戦で正面衝突し、周囲の制止も構わずつかみ合った。

 会見場はJR有楽町の駅前。ガラス窓の先には駅のホームが広がる。二人が乱闘を始めたと同時に、タイミングよく(?)京浜東北線の車輛が駅ホームに停車。乗客たちの目に届く距離で、車窓から見えるビル内での乱闘劇に何事かと驚かされた人もいたかもしれない。そんな状況もお構いなしに二人はタックル合戦を繰り返し、当日へ向けて真っ向から火花を散らしていた。

☆6/6(木)東京・後楽園ホール『GLEAT Ver.& GLEAT×DDT』17:30開場、18:30開始

◇第1試合◇
▼3WAYタッグマッチ
頓所隼
大石真翔
男色ディーノ
vs
飯塚優
中村圭吾\nMICHIKO
vs
鬼塚一聖
伊藤貴則
勝俣瞬馬

◇第2試合◇
平田一喜
vs
田中稔

◇第3試合◇
高尾蒼馬
渡辺壮馬
vs
HARASHIMA
CIMA

◇第4試合◇
遠藤哲哉
vs
井土徹也

◇第5試合◇
須見和馬
To-y
vs
TAKUMA
SBK

◇第6試合◇
彰人
カズ・ハヤシ
高木三四郎
vs
MAO
エル・リンダマン
上野勇希

◇第7試合◇
▼イリミネーションマッチ
鈴木鼓太郎
ハートリー・ジャクソン
KANON
石田凱士
佐々木大輔
vs
正田壮史
吉岡世起
山村武寛
クリス・ブルックス
T-Hawk

◇第8試合◇
飯野雄貴
納谷幸男
樋口和貞
vs
KAZMA SAKAMOTO
河上隆一
田村ハヤト


【会見の模様】

▼KAZMA「このカードを知ったのは本日で、まさかこんな対戦相手になると思ってなかったです。一番奥にいる納谷幸男。実はゆかりがあって、こいつが前の団体にいた時、情けない時の姿を知っていて、実は練習を教えてたのが自分だったんですね。で、試合して何もできない納谷幸男を知っています。でも今、納谷幸男はDDTでなかなかの場所にいると思ってます。簡単にボコボコにはできないと思ってますけど、ボコボコにします。そして俺が一番やりたかったのは樋口、お前だよ。何でやりたいかって言ったら、やっぱこんなでかくて、俺の中ではプロレスラーとして素晴らしいと思っていて。試合も見たことあるし、何かもったいないなって思ってたりしてたんですけど、こうやって肌を合わせることができて、ちょっとうれしく思っています。そしてなんかワーワーとか言ってる、そこの真ん中の変なヤツ。よく知らないけど、まあ、こいつは田村がボコボコにしてくれると思うんで。とりあえずDDTとGLEATどっちが上かっていうのをわかっていただこうと思います」

▼河上「俺たちが今世紀最高のガチムチバディ集団BULK ORCHESTRA。KAZMA、田村ハヤト、そしてリーダーの河上隆一。以後、お見知りおきを。次の6・6GLEAT×DDT後楽園ホール大会メインイベント。この6人、合わせて何キロぐらいだ? 700キロぐらい? 800キロ? まあ約1トンのスーパーメガトンマッチになるぞ、これは、おい。6・6来るヤツはすげえ楽しみにしてた方がいいぞ。ザ・プロレス、ザ・ド迫力のザ・プロレスをお前らに見せてやるからな。ただ、俺たちはそんじゃそこらの…(飯野に向かって)聞いてるか? そんじゃそこらのガチムチとはわけが違うぞ。俺らはな、あのスピードスター、#STRONGHEARTS相手取って勝ってきたユニットなんだよ。(飯野に向かって)おい、聞いてるか? ただのガチムチユニットじゃねえぞ。ハイスピードガチムチユニットだ。止められるもんなら止めてみろ。この大会で一番GLEATすんのはな、この河上リーダー、そしてBULK ORCHESTRAだ! だ! (田村に)そうだろ?」

▼田村「第4代G-REXチャンピオンの田村ハヤトです。このメンバーでメインに選ばれたってことは、やっぱりみんなが見たい試合は絶対にバチバチとしたぶつかり合いだと思うんで、このチャンピオンの俺がデカブツ3人、チャンピオンとしてしっかり正面から受け止めてやるから一人ずつ俺にかかって来いよ。(飯野に向かって)そしてふざけてるお前、俺がボコボコにしてやるから、ふざけられるのは今だけだぞ。楽しみにしてるよ」

▼納谷「DDTプロレス納谷幸男です。まず相手のことよりも、このDDTのヘビー級3人が組んで、対抗戦という同じ目標に向かって戦うわけです。俺らDDTのヘビー級はどこにも負けてねえって俺ら3人で証明しましょう。そしてKAZMAさん、確かに俺は前の団体であんたにこっぴどくボコボコにされたし、ボロカスに言われました。でも、あの時の俺じゃない。それを今回あんたに証明する、あの時の借りが返せる。楽しみにしてますよ」

▼樋口「DDTハリマオの樋口和貞です。まずこういう場を設けていただいて、本当に自分としては感謝しております。相手がBULK ORCHESTRA、GLEATの100キロ超級。そしてこちらDDTも100キロ超級。3対3、全力でぶつかって、どっちが強いか、それを決めればいいと思います。当日楽しみにしてます」

▼飯野「アイ・アム・バルク! 飯野雄貴です。おい、何がBULK ORCHESTRAだよ? ガチムチ? なんだよ? その言葉。パワーで勝てる? ヘナチョコだ? お前らがヘナチョコだろうが。何がオーケストラだよ。歌うの? (田村に向かって)何役だよ? お前。ピアノか? リコーダーか? お前、細いからリコーダーだよな? どう考えても腕がリコーダーみたいに細えな、おい。何だ? その黒いヤツら。俺の方が黒いし、バルクあんだよ。おい、田村ハヤト。お前が今G-REXチャンピオンだって?(と胸を小突くと、田村も胸を小突き返す。飯野がG-REXベルトに手をかける。田村がベルトを獲り返すと)おい、やんのか? やってやるぞ。今からやるか? おい。今からやるのか? このヤロー」

▼田村「おお、やってやるよ!」

▼飯野「今からタイトルマッチやるか? 有楽町、銀座でやるか? おぉ、やってやるよ、やってやるよ。タックル合戦やるか!? (ボクサーパンツ一丁になって)俺の方がガチムチなんだよ。そして俺の方がバルクなんだよ。分かるか?」

※田村も上半身裸になって二人がショルダータックル合戦を展開し、もみ合う

▼田村「俺の方がバルクあんだろ。ふざけんな! 今からやるか?」

▼飯野「やってやるよ、このヤロー」

▼田村「来い、来い」

※再びタックル合戦からもみ合う

▼飯野「やってやるよ、今からでも」

▼河上「楽しみになってきたぜ! やるぞ、やるぞ!」

▼飯野「やるか、てめえ!」

※みたびタックル合戦

▼田村「来い、オラ」

※DDT勢が去ると

▼河上「俺たちがGLEATするぞ!」

▼CIMA「大変なことになりましたけど、DDT選手、GLEAT選手の会見、意気込みありましたけど、このCIMA、そして高木三四郎はじめ、全員まだまだ僕は猫かぶってると思います。本番はこんなもんじゃないぞ。ハチャメチャにムチャクチャな刺激的な、言葉で形容できないような大会に必ず我々がしてみせますので、6月6日はDDTファンの皆さん、そしてGLEATのファン、グレイターズのみんな、夢を持った我々と一緒にドラマティックなGLEATしようぜ!」