『Resurgence』アメリカ・カリフォルニア州オンタリオ TOYOTA ARENA(2024年5月11日※現地時間)
NJPW WORLD認定TV選手権試合 ○ジェフ・コブvsランス・アーチャー×

 コブがアーチャーとの“怪獣対決"を制してNJPW WORLD認定TV王座2度目の防衛に成功した。

 両雄の母国アメリカで実現した怪獣対決。やはり巨体をぶつけ合う迫力の肉弾戦となったが、ともに“巨体で飛べる"怪物っぷりも発揮。コブがその場飛びムーンサルトプレスを繰り出せば、アーチャーもビッグブーツやスクラップバスターでコブを止めると巨体を苦にせぬジャンピングニーをぶっ放す。

 すかさずアーチャーは得意のブラックアウトを狙ったものの、コブは十字固めで切り返して意表を突く。さらにはアーチャーの巨体をキャッチしてのアスレチックプレックスで場内をどよめかせると、なおもロープウォークから飛びかかってきたアメリカンサイコを見事に空中キャッチ。そのまま一気のツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけ、圧巻の3カウントを奪ってみせた。

 怪獣対決を制してTV王座2度目の防衛に成功。「これが新日本プロレスだ! これこそが正しいやり方だ! このベルト(NJPW WORLD認定TV王座)の輝きを見てみろよ!」。母国アメリカでそう叫んだ。

 試合後には先の『ALL TOGETHER』でコブからピンフォール勝ちをおさめた石井智宏が登場。にらみ合いを繰り広げ、両雄による王座戦が決定的となった。

 コブは「次はイシイ。せっかくの勝利のパレードを台無しにしやがって。トイ・ストーリーじゃないんだ。確かに俺はバズ・ライトイヤーみたいアゴをしているけれど、お前はただのミスター・ポテトヘッド。仲間たちはここにはいない。だから、このバッドボーイから輝きを奪うのはやめてくれ」と石井をこき下ろしたうえで「お前の相手は、“俺の好きなタイミング"でやる。覚えておけ」と強調しながら受けて立った。