運営母体『CyberFight』新体制発足に伴い、NOAHでも佐々木憂流迦、Eitaの入団が16日、発表された。また、新たに武藤敬司が新人スカウトのアドバイザーに就任する。

 サイバーエージェント副社長の岡本保朗氏が新社長に就任して役員人事が刷新されたが、NOAHを統括する丸藤正道副社長、武田有弘取締役は引き続きその任にとどまる。

 新体制発表会見の席上ではWWEとの関係強化(※詳細別項)が発表されたほか、憂流迦とEitaの入団も決定。VTRでメッセージを寄せた憂流迦は「今年の1月からこのNOAHのリングに上がり、戦っているうちに強く思っているのが、GHCのベルトが欲しい。この目標をもって、覚悟を持って、険しい旅路になると思いますが、佐々木憂流迦、ばく進します!」と決意表明した。

 Eitaには武田取締役が席上で生電話。電話を代わった岡本新社長から「NOAHに…入団してくれるかな?」と“フリ"があったものの、Eitaは緊張気味に「はい、ぜひ、よろしくお願いします」と答えて会見場も笑顔に染まった。自身は「正式所属になっても変わらずNOAHジュニアの顔としてどんどんかき回していきますので、皆さん応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

 『ABEMA』のプロレスアンバサダーを務める武藤は、新たにNOAHの“スカウティングアドバイザー"に就任。「今あらゆる企業とか優秀な人材を欲しがって初任給を上げてきているなか、たぶんプロレス界もこの流れには逆らえないんじゃないかななんて思ってまして。実はまだ岡本社長とはそういう具体的な話はしてないんですが、ここは一発、3年後、5年後、先を見越した予算を出してほしいと思っております」と希望した武藤は、「未だにプロレス界って職人、背中を見て学ばなきゃいけないとか、そういう風習とかも今ナンセンスで、そういうシステムからももしかしたら変えた方がいいんじゃないかななんて思ったり。あとはグローバルですね。日本人だけにとらわれず、海外からも募集、かつこっちからも獲りに行けたらいいかなと思ってます」との見解も示した。