5・19大阪大会でシングル対決するKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)と鈴木みのるが18日、東京・渋谷区のAbemaTowersで会見。鈴木が「竹下幸之介ぶっ飛ばして、モクスリーとの対戦は俺がかっさらう。そしてIWGPもかっさらう」と予告した。

 松井幸則レフェリー30周年記念大会となる5・19大阪で鈴木とTAKESHITAの豪華対決が実現する。両者は過去タッグも含めて対戦したことがなく、これが正真正銘の初対決。タッグを組んだこともなく、リング上での初遭遇となる。

 TAKESHITAは「松井レフェリーには、この試合をマッチメイクしてくれたことを本当に心から感謝してます。なぜなら、隣にいる鈴木みのるを思いっきりぶん殴るチャンスが来たということで、それだけでも最高な気持ちです」と腕を撫し、「その強さには俺も触れてみたかったし、俺もそれなりに強さを持ってると思うんで。それをぶつけ合えたら楽しいんじゃないか」とたかぶりを隠せない。「ずっと言ってるように俺は世界一になるから。今後どんなベルト、称号、実績を残したとしても、世界一になる男がプロレス王を倒したことがないなら、世界一を名乗れない」との思いがあり、「鈴木みのるをぶっ倒して、俺が最強であることを証明したい」と誓った。

 対する鈴木は「世界一、世界一って自分で言うものではない」とキッパリ。「俺にしてみたら、こいつ来週、何か決まってるんだろう? ジョン・モクスリーとの試合が。竹下幸之介ぶっ飛ばして、モクスリーとの対戦は俺がかっさらう。そしてIWGPもかっさらう。俺は何一つあきらめちゃいないし、誰にも負けない。だから王と呼ばれんだよ」と宣言した。

 TAKESHITAはAEWの5・26ネバダ州ラスベガス大会『Double or Nothing』でIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権をかけて王者・モクスリーとノンタイトル戦で対決する。鈴木はその権利を奪おうというのだ。「ほかのヤツの意思なんか関係ない。こいつの意思もAEWの意思も、それこそIWGPを管理してる新日本プロレスの意思も俺には関係ねぇ。すべて横取りしてやるよ」と不敵な笑みとともに予告した。

 それを受けてTAKESHITAは「おそらく今プロレス界でトップの話題は竹下幸之介とモクスリーのIWGPエリミネーターマッチが挙がってくると思います。今、僕の頭はそこにはない。この鈴木みのるとの一戦、僕の頭にはそれしかない」と強調したうえで、「確かに明日、自分が負けるようなことがあると、自分にモクスリーの前に立つ資格なんてのは、僕自身もそれは認めたくないし、自分からそんな権利あげてやるよと。それだけこの試合に僕はすべてをかけて臨むつもりなので、ハナからそのつもりです」と“負けたらモクスリー戦譲渡"の構えをみせた。