『レック Presents BEST OF THE SUPER Jr.31』アクリエひめじ(2024年5月21日)
Aブロック公式戦 ○ティタンvsケビン・ナイト×

 ティタンがナイトとの星の潰し合いを制し、Aブロック首位タイに再浮上した。

 昨年準優勝者のティタンはここまで3勝2敗。開幕3連勝で首位に立ったものの、以降は2連敗で足踏み。後半戦突入となったこの日の6戦目で、同じく3勝2敗のナイトと星を潰し合った。

 スワンダイブ式ラリアットでナイトが先制し、プランチャを発射。トラースキックの打ち合いはティタンがジャンピングで制したが、ナイトもすぐさまドロップキックでやり返す。ティタンがトペスイシーダを放てば、追撃を阻止したナイトはパワーボムで叩きつける。ティタンのスイングDDTを阻止して高角度デスバレーボムを決めた。

 スパイクDDTを阻止したティタンは打撃コンビネーションからのジャンピングトラースキックをさく裂。ナイトもティタンの突進をジャンプ一番回避し、雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落としたが、ティタンはスイングDDT、フェースバスター、トラースキックの波状攻撃で応戦。ダイビングフットスタンプでニアフォールに追い込むと、ジャベインモルタルで絞め上げてギブアップを奪った。

 ティタンがナイトとの同点対決に勝利し、4勝目を挙げた。首位のクリスチャンが8点止まりに終わったため、Aブロック首位タイに再浮上。「今夜は素晴らしいルチャができた。みんなの愛情で心が満たされ、経験を積み、そして勝ち星を手にした」と満足げなティタンは「『BEST OF THE SUPER Jr.31』の決勝まで、あともう一息だ」とファイナルの舞台を視界に入れた。次戦は5・22大阪大会。藤田との対戦を控える。3敗目で足踏みを強いられたナイトはHAYATAと対戦する。

【ティタンの話】「さらに1試合、さらに1日、さらに1会場だ。そして、また1勝。勝ち点を積み重ねた。神のご加護があってこそ。試合に勝っただけではない。勝ち点を手にしただけではない。経験を積み、知識も増している。さらに貴重なファンのみんなの愛情が、いつでも、どこにいても届いてくるよ。ケビン・ナイトの素晴らしさは素直に認めよう。才能豊かでクオリティーは申し分ない。こんなルチャドール(プロレスラー)と闘ってみたかったよ。今夜は素晴らしいルチャができた。もう1度言わせてくれ。皆の愛情で心が満たされ、経験を積み、そして勝ち星も手にした。『BEST OF THE SUPER Jr.31』の決勝まで、あともう一息だ。神に感謝します。この俺がCMLL、メヒコのルチャ・リブレ、そしてLOS INGOBERNABLES de JAPONの代表だ!」

【ナイトの話】「ああ! 痛かった……痛かったぜ!! でもこれは俺のせいかもしれない。もしかしたらティタンを少し甘く見ていたのかもしれない。ティタンを少し簡単に考えていたのかもしれない。『DOMINION』のことを意識して、そのメインイベントに目が向いてしまっていた。その道のりの一つひとつの試合に勝ち続けないといけないのに……。でも、そんな過ちは2度としないことを約束する。この負けは認めないといけない。今夜、ティタンの方が優れていた。それは“JET"にとって簡単に言えることではない。全然簡単じゃない! 俺はこれまで、すべてを捧げてきた。だから簡単に見過ごすことはできない。これは2度目のBEST OF THE SUPER Jr.、失望させない。絶対に! 残りの3試合、相手はHAYATA、クラーク・コナーズ、BUSHIサン……必ず勝たないといけない。『DOMINION』でのメインイベントにたどり着くにはそれが必要だ。このスーパージュニアリーグでのチャンスが必要だ。俺は“THE JET"で、これはまだ俺のブロックだ」