『STAR NAVIGATION 2024〜ONE NIGHT DREAM 2〜』後楽園ホール(2024年5月22日)
○佐々木憂流迦vs佐藤光留×

 憂流迦と光留のシングル初対決がNOAH『ONE NIGHT DREAM』後楽園大会のオープニングで実現。憂流迦が新兵器「アマツキツネ」で勝利をおさめつつも、“先達"からの学びに感謝した。

 MMA、格闘技の世界からプロレスの世界に飛び込んだ両雄。5・4両国大会のタッグ対決で初遭遇し、試合後に光留が「君が歩いている道はいつか佐藤光留が歩いた道だ。これから歩く道もいつか佐藤光留が歩いた道だ。もし格闘技からプロレスの沼にやってきたんなら、そう答えは1個だよ。1対1で決着を付けるしかない」と持ちかけ、憂流迦が受けて立った。

 立ち上がりからスタンド、グラウンドで緊張感あるせめぎ合いが続いた。光留が下から腕十字で巻き込めば、憂流迦も素早く裏アキレス腱固めで切り返す。負けじと光留も腕を狙ったミドルキック連打で巻き返し、そのまま左腕に集中砲火を仕掛けて流れをつかんだ。

 譲らない憂流迦もカウンターのレッグラリアット、串刺しの飛びヒザ蹴り、そしてオールアウト(RKO)…と一気に逆転。スタンド式のフロントネックロックを切り抜けた光留も殴るようなエルボーをぶち込んで激しい張り手合戦に発展し、憂流迦がフロントハイキック3連発を見舞えば、光留も延髄斬りで返礼して場内も熱を帯びる。

 さらに読み合いを脇固めで制した光留が腕攻めを効かせにかかったものの、巧みに抜けた憂流迦も逆にスタンド式の変型ネックロックで光留を固定すると、そこへジャンピングハイキックをカチ上げるように放つ新兵器「アマツキツネ」を繰り出し、鮮やかに3カウントを奪ってみせた。

 “先達"光留とのシングル初対決を制した憂流迦は「きつい闘いでした。いつもやっているのに、やっぱもっと鋭くて、油断できなかった。いろいろ試合で教えてもらった感じがします」と“学び"に感謝。「最後、ずっと考えていた技が出せて、仕留められた」と新兵器の手応えもつかみ、さらなる進化へと意欲を示した。

【憂流迦の話】「キツい戦いでした。いつもやっているのに、やっぱもっと鋭くて、油断できなかった。いろいろ試合で教えてもらった感じがします。最後、ずっと考えていた技が出せて、仕留められたので。もっとものにして、もっともっとレスラーとして強くなる」

【光留の話】「これで終わりじゃねえよな? 俺はな、佐藤光留は巡業中の方が強いんだよ。巡業中で勝負だ。夜中まで麻雀やって、プロレスやって、それでもう今、自分がどこにいるかわかんなくなってからがプロレスだよ。そこでまた勝負だよ」