アラフィフ女性のお悩み【ぽっこりお腹】。同年代の美容ライター・中尾さんも日々努力しているそう。「自然にどうにかなる、ってことはないです」と取り組んでいるのは、「ながらマッサージ」。3分ほどでお腹全体がぽかぽか血流がよくなるって本当ですか!?

更年期になると脂肪がつきやすい?その理由は?

更年期

若い頃もピチピチむっちりしていた私ですが……、更年期を迎えて「なかなか脂肪が落ちない」という壁に激突しています。しかも、食事コントロールしているはずなのに、人間ドックに行くと内臓脂肪が増えているのはなぜ??? もうちょっとでメタボリックシンドローム予備軍です。

そもそも女性は、皮下脂肪はつきやすいけれど、内臓脂肪は男性よりもつきにくい、と言われていたはず。だから、メタボのリスクも低いと聞いたような……。それがいつの間に、内臓脂肪がつきやすい体になってしまったのでしょう。

ハルメク読者ならおわかりですよね。私もうすうす気づいていました。更年期です。女性ホルモンの仕業です。

女性ホルモンのうち、エストロゲンが内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるといわれており、内臓脂肪を溜める酵素の働きを邪魔するのだそうです。だから、更年期になってエストロゲンの分泌が減ると、内臓脂肪がつきやすくなってしまうんですね。

ぽっこりお腹対策は、有酸素運動と筋トレを組み合わせるべし

ウォーキング

女性ホルモンの分泌が減ってしまうのは自然の摂理。女性ホルモンを補給・サポートする手立てはありますが、そもそもの健康被害のリスクを減らすことも考えないといけません。まず考えたいのは運動。

脂肪を燃焼させるには、有酸素運動が最適です。とはいえ、更年期ともなると基礎代謝も筋肉量も減ってくるので、筋トレも必要です。つまり筋トレと有酸素運動の組み合わせがベスト。ジムに行かなくてもいいんです。おうちでしっかり家事をこなすだけでも結構な運動量です。

とはいえ、毎日しっかり家事をこなせない私は、朝起きてウォーキング。暇を見つけては、家の中でその場で数分間もも上げ。朝と夜の歯磨き後にスクワットを20回ほど。数は大してできません。毎日ちょっと、でも続けることに意味があると信じています(祈)。

同時に、ながらでやっているのが、お腹まわりのマッサージ。ついてしまった脂肪をなんとかしたい、という一念です。未来の脂肪蓄積予防と今ある脂肪の撃退をやらないと、間に合いません〜。

ロングブレスで、お腹回りの脂肪の燃焼を促すべし

ロングブレス

一時期「ロングブレス」エクササイズや「ドローイン」が、流行りましたよね。今また再燃しているようですが、やはり呼吸は大事です。忙しいと呼吸が早くなったり、乱れていたり、ふとした瞬間に呼吸を止めている、ということがないですか? 深呼吸することでリラックスできるし、お腹回りの脂肪にも働きかけられます。
 

ロングブレスのやり方


1 脚を肩幅に開いて立ち、背筋をぴんとしてまっすぐに立ちます。

2 息を吸いながら、お腹をぐーっとへこませます。息を止めて5秒ほどキープ。

3 そのあと、お尻の穴をキュッと締めながら、息をゆっくり吐きだしながらお腹を両手で軽く押します。

1〜3の流れを5〜10回繰り返します。

「お腹の脂肪よ、燃えてー!」と念じながらやると、お腹に意識を集中できます。
※あくまで個人の感想です。

ぽっこりお腹対策!“ながら”でお腹のマッサージを

“ながら”でお腹のマッサージ

これまた、空き時間やテレビを見ながらできるのが、お腹のマッサージ。昔からあるものですが、やるとやらないでは更年期世代、結果が違います。やはり、すでに自然にどうにかなる、ってことはないですから。

まず、お腹全体を上から下、下から上に向かって両手で交互にマッサージ。これだけでも、お腹全体がぽかぽかと血流よくなってくるのを感じます。

次に、浮き輪のようなお腹まわりの肉やわき腹の脂肪を、両手でつまむようにもみほぐします。3分ほどを目安にやるくらいで◎。全身がぽかぽかします。

そけい部(左右の足の付け根あたり)を、両手の人さし指、中指、薬指の腹部分で内側に向かって軽い力でさすります。これはリンパの流れを促すことにもつながります。

気を付けたいのは、食後1時間はやらないこと。空腹時のほうが、脂肪が燃えてくれるような気がしますしね。貯金と同じで、毎日コツコツ。気張らず、“ながら”で続けましょう★

※この記事は2020年3月の記事を再編集して掲載しています。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。