「芒」…何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!中秋の名月、そしてお彼岸。今回は、秋にお供えするものに注目してみました。

【芒】中秋の名月に飾ります

2021年の中秋の名月は9月21日。8年ぶりに満月と重なったことで話題になりましたね。中秋の名月といえば、お団子を食べたという人も多いかもしれませんが、もう一つ、お供えするものが「芒」です。

芒

『広辞苑』を見てみると

イネ科の多年草。土手・荒地などにしばしば大群落を作る。

毎年、宿根から新芽を生じ、高さ2メートルに達する。

秋、花穂は十数枝を分かち、黄褐色を呈する。

小穂の下部に絹糸様の白毛がある。

…と書かれています。

答えはこちら!

「すすき」

すすき

穂の出たすすきを稲穂に見立てて飾ったと言われています。

中秋の名月と並んで、秋の季節の行事といえば、お彼岸ですね。秋のお彼岸に「おはぎ」をお供えしたという人も多いのでは? では「ぼたもち」との違いはわかりますか? 

「お彼岸」は春と秋!1年に2回ある

春のお彼岸は3月、秋のお彼岸は9月。それぞれ、3月の春分の日、9月の秋分の日を中日として前後3日間の期間をお彼岸といいます。2021年の秋分の日は9月23日。つまり、彼岸入りが9月20日、中日が23日、彼岸明けが26日ということになります。

「彼岸」を『広辞苑』で調べてみると、上記以外にも

河の向う岸。

生死の海を渡って到達する終局・理想・悟りの世界。

涅槃

という仏教的な意味があります。

春分の日と秋分の日は太陽が真西の方角に沈みます。仏教の考え方では、西に存在するとされる浄土。そのため、あの世との距離が近くなる日に、先祖をしのび、お墓参りをするのが風習となったとされています。

秋のお彼岸には「おはぎ」!ぼたもちとの違いは?

おはぎ

秋のお彼岸のお供え物は、「おはぎ」が一般的です。では春のお供え物は…?そう「ぼたもち」ですね。実は「ぼたもち」と「おはぎ」は、同じもの。

おはぎは秋に咲く「萩」の花、ぼたもちは春に咲く牡丹の花をイメージして名付けられたそう。それぞれを漢字で書くと「お萩」「牡丹餅」となりますね。季節によって呼び方を変える日本語の豊かさを感じられます。

粒あん?こしあん?小豆の収穫時期に合わせて

おはぎを作るのに欠かせない小豆は秋が収穫時期。収穫したばかりの小豆は皮がやわらかいので皮まで一緒に食べる「つぶあん」のおはぎ、ひと冬越して春まで保存した小豆の皮は硬くなるので皮を取り除いた「こしあん」でぼたもちを作るという習慣もあるようです。


「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、まさに季節の移り変わりを感じる時期。暑さや寒さがやわらぐ穏やかな季節なので、ゆっくりとお墓参りもできそうです。日本ならではの四季の行事、大切にしていきたいですね!