働き方に結婚、出産や自分の体について…、日々は選択の連続。突きつけられる選択肢に迷ったり、間違ったり、軌道修正をしながらも、自分の道を歩み続ける、わたしたちの話。今回は、女性の体と性の悩みごと、宋美玄先生に聞いてみました。女性の体についての悩みは尽きないもの。特に「妊娠・出産」といった大きな選択肢を前にすると考えることがたくさん。

Q.「いつかは子供も…。私たち夫婦に今できることはありますか?」

同い年の夫とは仲が良く、「いつかは子供も」という話もしていますが、今は互いに仕事が忙しく、このまま放っておくと時間切れになってしまう気もして…。私たち夫婦に今できることはありますか?(コンサルタント/33歳)

A. 2〜3年以内に作る気持ちがあるのであれば、ピルの服用で。

同い年のパートナーとの関係で、2〜3年以内に子供を作る気があるのであれば、今はピルの服用だけで良いと思います。ピルには避妊目的だけでなく、子宮内膜症などを予防する効果もあるので。ただ、パートナーとの年齢が離れていて、例えば50〜60代だったりする場合にはすぐに受精卵の凍結などを検討してもいいかもしれません。

繰り返しになってしまいますが、凍結はデメリットも多く、今のところあまり一般的ではないため夫婦間でよく話し合って決めてください。せっかく頑張って受精卵を凍結したにもかかわらず、無駄になってしまう場合があるということも理解した上で、考えることをおすすめします。通常30代前半のうちはそれほど妊娠しづらいことはないため、まずはパートナーと話し合うこと。また、35歳を過ぎたあたりから急激に妊娠しづらくなるため、アラフォーに差し掛かるタイミングで自分が子供を産むのかどうかの決断をする人がほとんどです。ちなみに凍結も、40歳前後で実践する人が多いですね。まずはパートナーとお互いに、どういう人生を歩んでいきたいかを話し合ってみると良いと思いますよ。

Navigator…宋美玄(そん・みひょん)

産婦人科医、医学博士、丸の内の森レディースクリニック院長。産婦人科医として働きながら、書籍の執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍している。

(Hanako1190号掲載/illustration:Manako Kuroneko text:Makoto Tozuka edit:Rio Hirai)