フェムテック市場の規模が広がる一方で、私たちは自分の体やセクシャリティについて、どれだけ正しい知識を持っているだろうか。生理や避妊について必要最低限のことは学生時代に学んだけれど、あとはタブー視されたり、家庭によって差があったり。快適で豊かな生活を送るために、健やかな未来のために、次の世代へ伝えるために。いまこそ性について学び直そう。今回のテーマは「悩んだときはクリニックへ。」です。

クリニックだからこそできるアプローチ法も。

尿漏れなど、すでに緩みが気になる状態では、膣トレを頑張ったところで、今更感が。そんなお悩みにはどうすれば?女性器の専門医である、〈みどり美容クリニック・広尾〉の滿行みどり院長に話を伺った。

「膣の緩みは、骨盤底筋の筋力低下が主な原因。加齢によるコラーゲンの減少や、出産による骨盤底筋のダメージなどの影響を強く受けますが、介護などで日常的に重たいものを持つ方や、便秘気味で頑張っていきんでいる方も、毎日出産しているようなもので、こうした日々の積み重ねも膣の緩みに繋がります。つまり、どなたでも起こりうるということ。すでに緩んでしまった膣は、縮小する外科手術もありますが、レーザーやハイフなどメスのいらない施術も多数あります。タイトニングや潤いアップなどの要望によってもアプローチ法は変わるので、まずはクリニックに相談を。女性のQOL向上にも、ひと役買ってくれるはず」

お悩みその1『もしかして緩いかも?』

顔と同じように膣も年齢を重ねると、コラーゲンや潤いが減少。膣の厚みや弾力がなくなり、緩みへと繋がります。私の膣はどうだろう?と感じたら、まずはセルフチェック。清潔な指を膣に入れて、もりもりとした膣壁を感じ、それが指に吸い付くような感触があるならOK。膣内がツルツルしていたり、膣壁に硬さを感じるなら、膣の中が空洞化しているサイン。性交痛や尿漏れなどのトラブルに発展してしまう場合があるのでご注意を。

こんな症状が出たら注意!

・尿漏れやお風呂に入った後の湯漏れが気になる。

・産後など、以前と比べて膣が緩んだ気がする。

・セックスが気持ちいいと感じない、締まりが悪い。

・膣に空気が入りやすい、タンポンから経血が漏れる。

実際にクリニックへ行ってみた!

ライターW、ドキドキしながら問診。性交痛、尿漏れなど、悩みによってレーザーの種類や施術が変わるので、恥ずかしがらず気になっていることを率直に伝えて。

例えば膣の引き締め対策にも、粘膜面に蓄熱されるインティマレーザー、決まった深さに熱を与えるハイフなど様々。膣壁の厚さなどによっても変わってくるそう。

いよいよ触診。膣壁の色や厚さ、膣圧などをチェック。自分では膣を締めているつもりが、いきんでしまっていたり、入り口しか締められていないケースもあるとか。

特に問題はなかったので、膣緩み予防のためにインティマレーザーをすることに。麻酔クリームを塗布し10分ほど待機。じんわりとほかほかした感触に。

施術。直径2.5㎝ほどのアプリケーターを挿入し、奥から順に照射していく。痛みはなく、内側から温かくなるような感覚。10〜15分ほどで終了。VIO脱毛より楽ちん。

施術後は軟膏を塗り、おりものシートを当てて帰宅。施述後3日間は性交渉を控える以外、飲酒や運動の制限はなし。2カ月後くらいが一番効果を感じるそう。

Navigator…滿行みどり(みつゆき・みどり)/医師

女性特有のお悩みを丁寧に解決するため、日本初の美容婦人科クリニックを開院。インティマレーザーを日本で初めて導入したのも先生!

インティマレーザー(Vタイトニング)初回217,800円。
〈みどり美容クリニック・広尾〉
東京都渋谷区広尾5-16-2 KITAMURA65KAN 3F
03-5789-1107(要予約)

(Hanako1201号掲載/illustration : Ayaka Otsuka, Yu Tokumaru, Maori Sakai text : Emi Taniguchi)