今年のGWは、久々の「通常モード」。昨年残念ながら中止となった話題のフェスが、ついに実現されました。GW前半、アツく盛り上がった大阪のフェスの様子をレポートします。

〈チーム関西〉と吉本興業が主催する大規模フェス、満を持しての開催。

降り立ちました、「万博記念公園駅」。新大阪から約40分ほどで到着。
そう、万博記念公園といえば、太陽の塔! 圧巻の大きさでお出迎え。
会場のひとつ、「M-stage」。開けた広場のあちこちで、吉本興業所属の芸人さんたちがワークショップ、体験ブースなどのアテンド中!

「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025」は、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し、14社により結成された協議会「チーム関西」と、日本の笑いの総本山・吉本興業が共催する大規模イベント。2025年の大阪・関西万博、そして2030年のSDGs達成目標も念頭に置きつつ、お笑い、アーティストのライブ、ワークショップなどを展開する、盛りだくさんのフェスなのです。
開催にあたり、国際博覧会担当である若宮健嗣大臣もコメントを寄せるなど、全国規模で大きな注目を浴びています。

昨年の開催は残念ながら中止となったものの、2022年、満を持して開催決定。Hanako編集部は、最終日の5月1日(日)にお邪魔してきました!

新大阪から、電車を乗り継ぎ約40分ほどで万博記念公園駅に到着。てくてく歩いて会場に向かうと、出迎えてくれるのは、岡本太郎先生の代表作・太陽の塔。生で見るとあまりの大きさに足がすくむほど…。この塔に見守られつつ3日間にわたるプログラムが開催されます。
巨大ステージセットにてミュージシャンや芸人さんのライブが楽しめる「M-stage」、芝生が気持ちよく整えられ、さまざまなワークショップやブースが展開される「W-zone 下の広場」、地元大阪の食やサステナブルな配慮のされた食ブースの並ぶ「W-zone 上の広場」、そして奥には2025年の万博に向けた体験を先取りできる「EXPO'70パビリオン」。4つのエリアそれぞれに、盛りだくさんのプログラムが組まれていました!

今回のフェスの、〝サステナブル”な取り組み。

バンブー食器セット1200円。再生利用素材として注目されるバンブー素材を使った食器が、すぐに洗えるビニールバッグにイン。
近畿大学の「近大マグロ海鮮丼」ブース。近畿大学海洋研究所が、世界で初めて完全養殖に成功したマグロや、安心・安全の養殖マダイ、カンパチなどを食べられる海鮮丼とか。ノリノリのお兄さんから、「おいしいですよ〜!」と誘われて…
バンブーボウルをお店の方に渡し、盛り付けていただきました! 味がしっかりなじんだ漬けマグロも、白身も絶品! 屋外フェスでこんなおいしいものが食べられるなんて、と感動。

さてこちらのフェス、豪華な出演者やイベント内容もさることながら、サステナブルな取り組みが徹底しています。そのうちの一つが、「食器持参のススメ」。使い捨ての食器は一切使われず、持参した食器、もしくはプラスチックに替わる再生可能素材として注目される「バンブー」を使った、オリジナルの「バンブー食器」を買って使う、という取り組みなのです。
編集部も、早速「バンブー食器セット」1200円をゲット。バンブーカレー皿、バンブーボウル、タンブラー、カトラリー3点セットがひとまとまりに。フェスの間じゅう、こちらを持ち歩き、食ブースではこの食器をお店の方に渡してよそっていただきました。ほかにも、大阪の食文化を広めるブース、フードロス対策を考慮し生産されたフードブースなど、「おいしく食べてサステナブルを実践」というモットーにぴったり。

会場のそこかしこに、エコブース(ごみの分別所)、そして「食器洗い場」が。
食器は備え付けの流し&食器用洗剤&スポンジですぐに洗う。ゴミも減るし、何より便利!
マイタンブラーも持参した編集部。飲み物も、このタンブラーを出して直接入れてもらいました。

メインステージ「M-stage」の豪華ラインナップ!

M-stageはフェスらしい大きなステージが圧巻!
5月1日の午後に登場したのは、「くるり」。「東京」、「赤い車」「ハイウェイ」など名曲ヒットメドレーに合わせ、客席全体が大きくたゆたう。
演奏のあとは、このフェスならではのお楽しみタイム。レイザーラモン&くるり公式ファンだというニューヨークが登場、トークが展開される。
続いて登場したのは、氣志團。「One Night Carnival」を演奏…と思いきや、それだけにはとどまらず、トークとセルフアレンジで会場を爆笑の渦に巻き込む。

フェスらしい巨大ステージでは、豪華アーティストたちが場を盛り上げます。この日はくるり、氣志團など計4組のミュージシャンが登場。新緑の気持ちよい空間で生演奏に身をゆだねる気持ちよさを満喫! さらには、各アーティストの演奏後、ゆかりのある吉本芸人さんたちがステージに登場、アフタートークを盛り上げます。

ミュージシャンのステージの前後には、吉本芸人たちの漫才タイム。先陣を切って、関西で人気の実力派・Dr.ハインリッヒが登場。
見取り図など、いま全国区の人気ものたちも続々登場。生の漫才の楽しさに会場の一体感がピーク!
日も暮れた時間帯には、中川家が登場! レジェンド漫才師の舞台に客席が続々と埋まる。
ステージの合間に挟まれる中継タイム。W-zoneでのサステナブルな取り組み、グッズ販売、ブース紹介などが行われる。

申込制のワークショップで、芸人さんと一緒に楽しく学ぶ。

この日行われたワークショップのひとつ、「ぼる塾と一緒にハラールフードを学ぼう!」。ぼる塾の3人とともに、クイズに答えながら「ハラール食」、「多様性」を学びます。
お子様もたくさん参加。クイズの答えを書き込みながら、ハラールに代表されるさまざまな食のことを勉強。
講師を務めた、立命館アジア太平洋大学のムスリム研究センター長、ダハラシ・ナリマンさんとぼる塾ではいチーズ!

一方W-zoneの下の広場では、楽しく学べるワークショップが連日開催。そのうちのひとつ「ぼる塾と学ぼう! 〜食を通じた異文化交流〜 ハラールって何?」に、編集部も参加してきました。
Hanakoのスイーツ連載も絶好調な田辺さんほか、あんりさん、はるかさんと3人そろってワークショップに一緒に参加。立命館アジア太平洋大学のムスリム研究センター・センター長であるダハラシ・ナリマンさんを講師に、「そもそも〝ハラール”って言葉はどんな意味だと思う?(=アラビア語で〝許されたもの、こと”という意味)」、「世界でハラール人口はどのくらい?」…など、クイズ形式で学んでいきます。
子供対象のワークショップとあって、親子連れで大盛況。最後には、みんなでハラール食を考えよう!という企画で盛り上がりました。ちなみにぼる塾の皆さんは、「ヘルシーにタベレール、ハラヘールハラール寒天」を考案し、会場もひと盛り上がり。食べてみたいです!

2025年の万博が楽しみになる、サイエンス体験。

パビリオンでは、2025年の大阪・関西万博に先駆けたサイエンス企画が体験できる!
時間ごとの予約制で、館内がいくつものブースに分かれ、それぞれ自由に回れる仕組み。
体験ブースのひとつ、「自分を透かしてみた」にて。専用のブースの下に手を差し込むと…骨が透けて見える!!

パビリオンでは、2025年の大阪・関西万博に先駆け、サイエンス&デジタル体験のできる「やってみた展〜カラダで学ぶ遊園地〜」を開催。密に配慮し、1時間ごとの事前予約制。予約時間に行ってみると、VR体験、ドローン操縦、恐竜のモーションアートを体感できるブース…など、まさにデジタル版の遊園地! ブースのひとつ、透かして骨を見ることができるブースでは手を差し込んで「意外に小指曲がってる…」なんて思わぬ発見までしてみたり。3年後の万博がますます楽しみに!

盛りだくさんのフェスの夜は更けて。

太陽の塔が見守っていた3日間も、もうすぐフィナーレ。

夜20時過ぎ、M-stageのラストライブの熱気冷めやらぬ大盛り上がりで3日間のエンディング。振り返れば、「大笑いする」、「気持ちいい音楽に酔いしれる」、「おいしいものを食べる」などの「自分のうれしいこと」が、サステナブルなことにもつながっていて、さらにうれしい。こういうことから始めるSDGsが大事なんだな、と改めて感じたフェスでした。

開催概要
「Warai Mirai Fes 2022 〜Road to EXPO 2025〜」
【日時】2022年4月29日(金祝)‐5月1日(日)
【場所】万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
【共催】チーム関西/吉本興業(株)
【後援】大阪府・吹田市・大阪市
京都府・兵庫県・和歌山県・滋賀県・奈良県・鳥取県・徳島県
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会・関西SDGsプラットフォーム・大阪商工会議所・公益財団法人大阪観光局
法務省・農林水産省・消費者庁
【協力】環境省・豊島区・一般社団法人コンサートプロモーターズ協会
【協賛】味の素株式会社、伊藤忠商事株式会社、くら寿司株式会社、コアレックス信栄株式会社、滋慶学園COMグループ
豊田合成株式会社・WOTA株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社ロゴスコーポレーション(※50音順)

text : Hanako editor