電源がないキャンプ場で頼りになるポータブル電源。しかし、ポータブル電源は高価で重量があり、「お手軽キャンパー」にはちょっとハードルの高いキャンプギアになっています。今回は、ポータブル電源の代わりに筆者がキャンプで愛用しているモバイルバッテリーを紹介。大容量なので1〜2泊のキャンプなら私はコレで十分満足しています!

コンパクトなのに大容量なAnkerの「Prime Power Bank」

カフェなど外出先で仕事をすることがある筆者。外でも気兼ねなくパソコンが充電できるモバイルバッテリーがないか探している中で見つけたのが、Ankerの「Prime Power Bank」でした。

Prime Power Bank (20000mAh, 200W)
■ 20000mAhの大容量
■ USB PD対応
■ 合計最大200W出力
■ バッテリー残量表示ディスプレイ搭載

  • サイズ:約127×55×50mm
  • 重量:約540g
  • 入力:USB-C:5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A (MAX 100W)
    専用充電スタンド (別売り):MAX 100W
  • 出力:USB-C1 / C2 出力:5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A (MAX 100W)
    USB-A出力:5V=3A / 9V=2A / 10V=6.5A / 12V=1.5A (MAX 65W)
    合計出力 (MAX):200W

Ankerの「Prime Power Bank」の強み

外での仕事のために購入したAnker「Prime Power Bank」は、わが家のキャンプの一軍となっています。その理由は...

●1.20000mAhの大容量でたっぷり使える

Prime Power Bankのすごいところは大容量なところ。私が持っているものは、20000mAhでiPhone15には3回以上、MacBook Airへ約1回充電可能です。

もちろん、ポータブル電源ほどの容量はありませんが、キャンプで大型家電を使用しなければ、カメラやスマートフォンを充電できます。

●2.出力が高く、急速充電できる

モバイルバッテリーは出力の問題で、パソコンへの充電ができないものが多いですが、Prime Power Bankの出力は最大100W。よって、私がもつDellのInspiron14などのノートパソコン(65W)も充電可能です!

しかも、3ポート搭載で合計最大出力が200Wと高く、3台同時に急速充電でき、キャンプ場でもiPhone、パソコン、カメラが同時に充電できます。

●3.コンパクトなので持ち運びやすい

「Prime Power Bank」は大容量ながら、サイズは約127x55x50mmと手のひらサイズ。バックに入れて持ち運べるサイズのため、ツーリングキャンプやバックパックキャンパーにもおすすめです。

●4.わかりやすい液晶画面

モバイルバッテリーには珍しいスタイリッシュな四角柱型を採用した「Prime Power Bank」。

カラーの液晶画面を搭載し、視覚的にすぐにバッテリー残量を確認することができます。また、バッテリーの充電所要時間や使用しているポートの充電状況も把握できます。

Ankerの「Prime Power Bank」のちょっと残念なところ

出力ポートにACがないので、コンセントプラグの家電には使用できません。

また、重さは約540gとペットボトルほどの重さでずっしりしています。

手のひらサイズでコンパクトですが、通常のモバイルバッテリーに比べると軽量とは言えないので注意が必要です。

大容量モバイルバッテリーを使用するのに向いているキャンプスタイル

Ankerの「Prime Power Bank」の最大の魅力はコンパクトなところ。よって、手軽に数日キャンプをしたいソロキャンパーやカップルキャンパー向けです。

逆に、家族キャンプやギア好きでキャンプ家電を持っていくキャンパーには向いていないように思えます。

筆者が実際キャンプで使用している実例

夫婦2人で1〜2泊の場合はこのAnkerの「Prime Power Bank」を持参。2泊以上する場合は、Prime Power Bankに加えて、Yeti GOALZEROのポータブル電源を持って行っています。

使用用途は、基本主にスマートフォン2台とカメラの充電。長期キャンプをする場合は、パソコンを持ってリモートワークをすることがあり、Ankerの「Prime Power Bank」はパソコンも充電できるので重宝しています。

また、本体はタイプCで充電できるので、移動しながらキャンプをする場合は車での充電が可能で、充電式LEDライトやヘッドライトなども充電できます。

Anker「Prime Power Bank」以外の大容量モバイルバッテリーの紹介

我が家が愛用している容量20000mAhタイプ以外にも、「Prime Power Bank」は容量違いで数種類のラインナップがあります。

20000mAhよりも大容量の「Anker Prime Power Bank 27650mAh/250W」や、少し容量が少ない「Anker Prime Power Bank 12000mAh/130W」があり、自分の予算や使用目的で選べます。

そのほか、Anker Prime Power Bank以外でキャンプに役立つ大容量モバイル電源は…

●Anker「 537 Power Bank」

バッテリー容量24000mAhで最大出力65W。iPadやSurface bookなど65W以下のノートパソコンへ充電が可能。

2ポートあり、同時に充電できるモバイル電源です。Anker Prime Power Bankよりも若干軽量。また、カード型なので持ち運びしやすい点も魅力です。

●CIO「SMARTCOBY TRIO 20000mAh」

バッテリー容量20000mAhで最大出力67W。3ポートあり、3台同時充電対応。デジタルで残量が表示され、カードサイズでコンパクトな点が使いやすいポイントです。

●ALLPOWERSのポータブル電源

50000mAhの大容量のモバイルバッテリー。液晶画面もあり、バッテリーの容量が一目で把握。

3台同時にチャージができ、災害時でも活躍するモバイルバッテリーです。

コンパクトなモバイルバッテリーAnker「Prime Power Bank」でキャンプを手軽に

モバイルバッテリーの技術は向上し、コンパクトながら大容量で出力も高くなっています。

もちろん、高出力なポータブル電源があると、キャンプ場でも家のような暮らしが実現できますが、スマートフォン、カメラ、ノートパソコン、扇風機、LEDライトなど出力が低めの家電の使用や充電であれば、Anker「Prime Power Bank」で1〜2泊程度のキャンプが可能です。

個人的に、キャンプで使用する場合は20000mAh以上が目安。見逃しやすいポイントですが、出力が高いとさまざまな電化製品が使用できるため、できるだけ最大出力が高いAnker「Prime Power Bank」のようなモバイルバッテリーを選ぶことをおすすめします!

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