こんにちは、もめです!みなさんは自転車アクティビティの1つ、「ポタリング」を聞いたことがありますか?聞いたことはあるけれど、「サイクリング」となにが違うんだろうと思っていた人も多いのではないでしょうか。今回はポタリングに興味がある人向けに、ポタリングの特徴や持ち物や使う自転車についてご紹介します。「日頃溜まったストレスをのんびりリフレッシュしたい!」なんて人には、ポタリングがおすすめですよ!
ポタリングとは? 距離を気にしないでのんびり自転車を楽しみたい人におすすめのアクティビティ
「ポタリング」とは、ざっくり言ってしまうと「自転車で頑張らない程度にのんびり散歩をすること」です。語源は英語にも思えますが、実は和製英語だそうです。
いろいろ調べてみても明確な定義はないようで、「頑張らない程度」というのも人によって異なります。なんだか定義がふわふわしていますね。
ちなみに私の頑張らない程度は、最大往復50km程度で、時速15km〜20kmで観光スポットに細かく立ち寄りながらのんびり走ることでしょうか。
なんにせよ、ポタリングとは「のんびりとした」「ゆるゆるな」自転車アクティビティというイメージです。
そんなポタリングは「自転車でいろいろなところに行ってみたいけど、体力に自信はないしキツイことは避けたい…」という人におすすめの自転車アクティビティです。
●ポタリングはサイクリングとなにが違うのか
自転車のアクティビティでもっとも一般的な用語は、おそらく「サイクリング」ですよね。
サイクリングとポタリングの違いについて、結論から言うと、ポタリングはサイクリングの一種です。
つまり、サイクリング = 自転車で走ることには、「ゆる〜く走るポタリング」や、「距離や時間を意識してガチで走ること」が含まれているのです。
ゆるゆるな走り方をするサイクリングがポタリング、という形ですね。
ただし、自転車はあくまで人力で動かすものですから、人によって基準が異なります。「ポタリングだって誘われてきたのに、めちゃめちゃ疲れるじゃん…」なんてこともしばしば。
ということで今回は、一番わかりやすく「1人でのポタリング」を前提に紹介を進めていこうと思います。
自分なりの「ゆるい」を考えながら読んでみてくださいね。
ポタリングの準備をしよう! ポタリングにおすすめの自転車からチェック
自転車の中には、普段街中で気軽に乗りやすい、いわゆる「ママチャリ」と呼ばれるものや、「ロードバイク」「マウンテンバイク」「クロスバイク」などのスポーツバイクと、用途によってたくさんの種類があります。
ポタリングにおいては、特にどの自転車を使わないといけないというルールはありません。ポタリングに使う自転車は人によってさまざまです。
スポーツバイクの方が、少ない力でより速く走ることができるので楽です。しかし、「わざわざスポーツバイクを買うのはちょっと…」なんて人は、もちろんママチャリでもOK。のんびり走れて、楽しめていればそれはポタリングです。
「少しでも楽にならないかな」とか、「雰囲気だけでもそれっぽくした方が気分が上がる気がする!」なんて人は、クロスバイクが一番おすすめ。
クロスバイクは、ロードバイクほどスピードを出すことはできませんが、ママチャリよりも圧倒的に少ない力で前に進めるようになります。
また、エントリーモデルだと3〜5万円程度と価格が安いものが多いのも魅力で、スポーツバイクデビューにはぴったりの車種です。
ちなみに私は、5万円前後のエントリーモデルのクロスバイクでポタリングを楽しんでいます。ママチャリよりも軽々と漕げるので、スポーツバイクだからこその楽しさがあると思いますよ。
ポタリング用に専用ウェアを買う必要はない!? ポタリングにおすすめの服装を解説
ポタリングには、汗をかいても大丈夫な、動きやすい服装が一番おすすめです。
いくらポタリングがゆるいとはいっても、自転車をしばらく走らせていると汗をかきます。汗をしっかり吸ってサラサラに保ってくれるインナーウェアや、自転車を漕ぐ動作を妨げない服を選びましょう。
例えば、私は以下のように、普通に街に出かけるようなカジュアルな服装なことが多いです(笑)
- インナー:ユニクロのエアリズム+
- トップス:パーカーやTシャツ、寒い時期はアウターにユニクロのULダウン
- ボトムス:ジーンズ
- 靴:スニーカー
必ずしも「サイクリング専用のウェアを用意しなければ…!」と思う必要はありません。
もちろん、専用のウェアの方が快適なことは確かだと思いますが、ポタリングの目的はあくまでリフレッシュ!多少動きやすければ、あとは自由です。
もし走っている中で、「もっと快適に走りたいな…」と思うようになったら自転車向けの服を探してみましょう。
ポタリングにあると嬉しい! できれば準備しておきたいポタリング用持ち物リスト【基本編】
ポタリングに行くときに、あると便利な持ち物をいくつかピックアップしてみます。
- スマホ
- モバイルバッテリー
- レインコート
- おやつ
- 水分
- ハンドタオル
●スマホとモバイルバッテリー
スマホとモバイルバッテリーはセットで持っておき、マップや調べものに活用します。
走ってきた道のりを記録できるアプリもあるので、一緒に活用するとよりポタリングが楽しくなります。
ちなみに、私がいつも使う記録アプリは「[Strava]」です。起動したら基本的に放置で、ルートから大体の速度までしっかり計測してくれて便利です。ただし、バッテリー消費が激しいのでモバイルバッテリー必携になる点には注意してください。
●レインコート
レインコートは急な雨に対応するために持っておきます。傘差し運転は危ないのでやめましょう。
●おやつと水分
自転車を長時間漕いでいると、唐突にエネルギー不足に陥ることがあります。それを防ぐために、こまめなエネルギー補給は必須。カロリーメイトやチョコレートがおすすめです。
また、水分補給できるものも、必ず持っておきましょう。
●ハンドタオル
ハンドタオルは汗を拭くためでもありますが、私の場合は、お風呂に入るときのタオルとして使うためでもあります。
自転車を漕ぐと絶対銭湯に行きたくなるので、いつも持っています。
スポーツバイクのときはヘルメットも必要! あると嬉しいポタリング用持ち物リスト【スポーツバイク編】
スポーツバイクの場合、基本の持ち物に加えて持ち物が少し増えます。
- ヘルメット
- キャップなどの帽子
- トップチューブバッグ
- シートバック
- パンク修理キット
- 自転車用ライト
●ヘルメットと帽子
スポーツバイクはママチャリよりもスピードが出やすいので、安全のためにヘルメットを被るのがベスト。
OGKのヘルメットは、安くて、JCF(公財)日本自転車競技連盟にも公認されている確かな品質でおすすめ!
そして、ヘルメットをかぶると、髪の毛がぺしゃんこになってしまってお店に入りにくくなるため、いつも帽子もセットで持っていきます。気にしない人は気にしないのかもしれない。
●トップチューブバックとシートバッグ
トップチューブバックとシートバッグは、自転車の車体に取り付けられるバッグのこと。スポーツバイクの多くはかごがついていないので、基本的に荷物は背負うことになります。
ただし、このような車体に取り付けられるバッグを使えば、自転車に荷物を持ってもらえます。背中に荷物がないだけで、かなり楽になるのでおすすめです。
特にトップチューブバッグは、スマホや財布などすぐに取り出したい荷物を入れておけるので便利ですよ。
私が使っているトップチューブバッグはこれ!スマホと財布、モバイルバッテリーと少しのおやつが入ってちょうどいい。
こちらは着替えや修理キットもたっぷり入るシートバッグ。おすすめ!
●パンク修理キット
パンク修理キットは、必ず必要というわけではありませんが、備えあれば憂いなしです。
スポーツバイクはタイヤが細いのでパンクがしやすいです。大きな段差に速いスピードで突っ込んでしまうと、簡単にパンクします。
そんなときに近くに修理してもらえるお店があるとは限りませんから、自分で修理できるようにしておくのがおすすめです。
↓こんな風にセットになっている商品がわかりやすくておすすめ。
●自転車用ライト
スポーツバイクはママチャリと異なり、ライトが最初からついていないことがほとんど。
夜に走るつもりがなくても、「いつの間にか日が暮れてしまった!」なんてことはよくありますから、自転車に取り付けられるライトは必ず用意します。
ちなみに、自転車でも夜に無灯火で走ってしまうと交通違反になってしまいます。
↓このような自転車用のライトだと、前を十分な明るさで照らしてくれます。
ポタリングの計画の立て方! 疲れずにゆるゆる散歩が楽しめる距離の目安はどのくらい?
ポタリングに行く準備ができたところで、早速計画を立てましょう。
●ポタリングの計画【1】テーマを決めて、立ち寄りスポットと休憩場所に目をつけておく
私がポタリングへ出掛けるときは、いつも1つのテーマを決めています。
例えば、「鎌倉の寺社巡り」だったり「カフェ巡り」だったり「海沿い・川沿いを走ってみる」だったり。
このようにテーマを決めたら、テーマに沿って立ち寄るスポットに大体の目星をつけておきます。
ネットでおすすめのスポットを検索したり、GoogleMapで検索してコースを決めることが多いです。
そして、このような観光スポット以外にも、コンビニやごはん処などの休憩ポイントにも目星をつけておきます。
これらのスポットを繋げて1つのコースにして走ります。
慣れてきたら無計画で走っちゃうのもおすすめです。
●ポタリングの計画【2】最初のうちの総走行距離は〜30kmコースがおすすめ!
普段距離を気にして自転車に乗ったことのない人は、どのくらいの距離のコースを計画すればいいのかわかりませんよね。
総走行距離は、30kmほどから始めてみるのがおすすめです。
ママチャリやクロスバイクで大体時速10〜20km前後で走るとすると、1日かけてのんびり観光するのにちょうどいいのは30kmほど。観光スポットの滞在時間にもよりますが、目安にしてみてください。
このように、始めは短い距離で、自宅付近のスポットを巡りながらポタリングしてみます。そして、自分にとってどのくらいの距離なら頑張りすぎないのかの目安を作ると、後々計画作りが楽しくなりますよ。
風を感じながらゆるゆる散歩! ポタリングで気分をリフレッシュしよう
今回はポタリングのイロハについて、持ち物や計画の立て方などを紹介しました。気軽に出掛けられて、のんびりリフレッシュできる。それがポタリングの魅力だと思います。
「ちょっと最近ストレスたまり気味かも…」という人はぜひポタリングに挑戦してみてください。
最後に1点注意点。それは、人によって異なるポタリングの定義についてです。
そう、自転車ガチ勢の方にとってのポタリングは、初心者にとっての地獄であることがしばしばあるのです。普段普通に200km走っちゃう人にとっては、もしかしたら100kmがゆるゆるなのかもしれませんから…。
そのため、最初は1人でのんびり出掛けたり、気心の知れた友達と出掛けることをおすすめします。
それでは良いポタリングライフを!