3日早朝、北海道釧路市の阿寒湖で、男性2人がモーターボートで釣りに出たまま、行方不明になりました。そのうちの1人とみられる男性が4日早朝、救助されたものの、死亡が確認されました。

 3日午後7時20分ごろ、釧路市の阿寒湖で、地元の漁協から「釣り船が帰ってこない」と警察に通報がありました。

 モーターボートで釣りに出た30代の男性2人が行方不明とみて、警察などが4日午前4時半ごろから捜索、午前4時40分ごろ、阿寒湖内の小島の近くで、2人のうちの1人とみられる男性を救助したものの、その場で死亡が確認されました。

 死亡した男性は、救命胴衣を着用していませんでした。
 その後、モーターボートが小島から200〜300メートルほどのところに沈んでいる状態で見つかりましたが、もう1人の男性の行方はわからないままです。

 男性2人は3日午前4時ごろ、他の友人3人と2隻のモーターボートに乗って湖畔を出発し、釣りをしていました。

 しかし、2人が乗ったモーターボートは、昼ごろに目撃されたのを最後に、行方がわからなくなっていました。

 気象庁によりますと、阿寒湖畔では、3日正午すぎ、14.2メートルの最大瞬間風速を観測するなど、強い風が吹いていました。

 警察などは、もう1人の男性の捜索を続けています。