「憲法記念日」の3日、札幌市では護憲派と改憲派がそれぞれ集会を開き、主張を訴えました。

 大通公園には、護憲派の団体などおよそ500人が集まりました。

北海道平和運動フォーラム 山﨑俊一代表
「強引な改憲勢力には屈せず、国会における護憲勢力の拡大を目指さなくてはいけません」

 日本がすべきは、軍備拡大ではなく平和憲法を守ることと訴える護憲派に、集会に反対する団体の街宣車が大きな音で繰り返し近づき、警察が、右折しないよう道路を規制する一幕も。
 大きな混乱は起きず、議員や大学教授らがリレーでスピーチしました。

北星学園大学 岩本一郎教授
「憲法が私たちに残してくれた余白を、より自由、より平等で、より民主主義的な社会を作るために使いましょう」

 一方、改憲派の団体は講演会を開きました。

元内閣官房参与 谷口智彦さん
「有事はすぐそこなんです。ちゃんと自衛隊というものを名誉ある軍隊として認めてやってほしい」

 安倍晋三元総理のスピーチライターを担った元内閣官房参与谷口智彦さんが講師を務め、9条改正の意義や実現への意気込みを語りました。